ゴルフクラブの模倣品、いわゆる偽物は、メーカー各社も公式サイトなどで注意喚起しています、日本でも色々なメーカーのモデルが出回っています。
今回は、ダンロップのゼクシオ12シリーズのドライバーで、偽物に関する情報が確認されましたので、詳しく取り上げます。
≫ ゴルフクラブの偽物・模倣品に騙されない方法【注意すべき5つのポイント】
ゼクシオ12ドライバー
ダンロップの「ゼクシオ12」は、2022年モデルとして発売されています。
初代モデルは2000年に発売されていて、2年サイクルでリニューアルを重ねていますので、2022年モデルは名前からも分かる通りシリーズ12代目となります。
偽物の情報が確認されたのは、「ゼクシオ12」シリーズのドライバーです。
ゼクシオ12ドライバーの偽物に関する情報
▼ゼクシオ12ドライバーの偽物と本物を比較!
こちらは中古ゴルフショップ最大手のゴルフパートナーさんのyoutube動画です。
本物と偽物のゼクシオ12ドライバーを並べて、見極めのポイントを解説されています。
入手ルートまでは解説されていませんが、ゴルフパートナーさんは通常業務の中でゴルフクラブの買取も行っていますので、その際に検知されたということが考えらえます。
偽物と言うと、海外系のサイトで個人が購入してしまうケースが多いですが、その後、やフリマ・オークションサイトを介した個人間取引により、二次被害が起きることも懸念されています。
ゼクシオ12ドライバーの本物と偽物の違い・見分け方
ゼクシオ12ドライバーの本物と偽物の違いについて、動画で紹介されている内容を以下にまとめました。
偽物は色々なところで作られている可能性がありますので、ここで紹介する以外の見極めポイントがあるかもしれませんが、違いが出やすいところは傾向があります。
偽物を掴んでしまったのではという不安がある方は、参考にしてみてください。
インターナショナルフレックスコードの違い
ゼクシオのシャフトは、インターナショナルフレックスコードと呼ばれる4桁の数字が記されています。
これは、S、SR、Rといったスペックとは別に、よりシャフトの剛性を詳細に表したスペックで、手元、手元~中間、中間~先端、先端の4ヶ所の硬さを0~9までの数字で表記されます。
ゼクシオ12ドライバーのシャフトは、「XXIO MP1200」が採用されていまして、今回の事例では本物と偽物で数値に違いがあったとのことです。
<偽物>R:3322
<本物>S:3322、SR:3322、R:2221、R2:2211
偽物の方は、Rにも関わらず、SやSRのインターナショナルフレックスコードが記されています。
偽物の造り手の方が、フレックスによりこの数値が違うことに気付いて無かったようですね。
ということで、R、R2の場合はインターナショナルフレックスコードで分かりますが、S、SRの場合はこの数値では分からないということになります。
シャフトのカラー・デザインの違い
出典:youtube
こちらも映像的には同じですが、注意すべきはカラーリングです。
映像を見て一目瞭然だと思いますが、グラーデーションの濃淡変化に違いがあります。
ソール形状・デザインの違い
出典:youtube
ソールのシルバー部分とブルーの部分との境目で、シルバー部分の方は、異なったシルバーからとなっています。
その部分が、本物は直線的になっていますが、偽物は曲線になっています。
クラウンのカラーリングの違い
出典:youtube
ゼクシオ12ドライバーのクラウンには、ヘッドの安定性を高めるための空力パーツがネック付近に取り入れられています。
重にこの空力パーツに施されているイエロー系のカラーに違いが見られます。
本物は薄めのイエローですが、偽物はオレンジに近い色になっています。
カラーの違いは、本物と偽物を並べてみないと分からないケースが多いですが、このカラーリングに関しては、薄め、濃いめでかなり違いがあります。
模倣品対策ラベル
出典:youtube
日本ゴルフ用品協会(JGGA)は、2011年7月にゴルフクラブの模倣品防止対策として、協会にて推奨するホログラムシール(模倣品対策シール)を導入していて、会員メーカーに対して使用を推奨している。
ゼクシオにはこの模倣品対策シールが貼られていますが、本物と偽物で反射具合、専用アイテムで確認できるデザイン反転の有無に違いが見られます。
この違いはなかなか個人では難しいと思いますので、中古ゴルフショップなどに査定をお願いする際に、確認してもらうといったことが可能です。
偽物に騙されない方法
ゴルフクラブの偽物は、年々、造りが巧妙になっていて、一見しただけでは分からない場合が殆どです。
本物と並べて見れば、違いを見つけやすいですが、最近の物は偽物だけ渡されて、しかも本物を見たことが無いとなると、見破れない方が殆どではないかと思います。
ただ、購入の際に当たり前のことを気を付けていれば、偽物による被害から身を守ることができます。
▼偽物の被害を受けないための5つのポイント
不自然な安さの誘惑に負けずに、購入後の安心・安全のことも考えて、購入先を選びましょう。
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