ゴルフクラブの模倣品、いわゆる偽物は、メーカー各社も公式サイトなどで注意喚起しています、日本でも色々なメーカーのモデルが出回っています。
今回は、三浦技研のTC-101アイアンで、偽物に関する情報が確認されましたので、詳しく取り上げます。
≫ ゴルフクラブの偽物・模倣品に騙されない方法【注意すべき５つのポイント】
三浦技研 TC-101アイアン
三浦技研のTC-101アイアンは、Tour Cavityを略したTCと名が付いている通り、ツアーのニーズに応えたアイアンです。
2020年に発売されていて、全米女子オープンを制した笹生優花プロが使用されていることで、ご存知の方も多いかと思います。
ゴルフクラブの偽物となると、テーラーメイド、ダンロップ、PINGなどメジャーなメーカーが多い印象がありますが、遂に三浦技研のアイアンでも確認されました。
三浦技研 TC-101アイアンの偽物に関する情報
▼三浦技研のTC-101アイアンの偽物と本物を比較！ロフト・ライや試打比較も
こちらはTee Oliveさんのyoutube動画です。
本物と偽物のTC-101アイアンを実際に比べて、形状の違い、デザインの違い、試打してみた感想など、違いを詳しく解説されています。
入手ルートまでは解説されていませんが、他の方が手にしてしまった偽物を紹介されています。
通常、ヘッドだけで売られることはありませんが、なんと4番からPWまでヘッドだけで3万円ぐらいという破格の安さで購入されたそうです。
極端に安いものは、魅力的に見えるかもしれませんが、まず疑ってかかることが賢明です。
三浦技研 TC-101アイアンの本物と偽物の違い・見分け方
三浦技研のTC-101アイアンの本物と偽物の違いについて、動画で紹介されている内容を以下にまとめました。
偽物は色々なところで作られている可能性がありますので、ここで紹介する以外の見極めポイントがあるかもしれませんが、違いが出やすいところは傾向があります。
偽物を掴んでしまったのではという不安がある方は、参考にしてみてください。
バックフェースの窪み
出典：youtube
バックフェースの打点部は、五角形に凹んだ形状をしています。
本物、偽物のどちらもこの凹みはありますが、偽物の方は五角形の底辺の長さが短くなっています。
並べてみると違いは明らかですが、偽物だけを見せられたら気付くのは難しそうです。
ネックの表記
出典：youtube
文字系は、フォントや刻印の深さなどで同じに寄せるのが難しいようで、本物と偽物の違いが出やすいポイントです。
TC-101アイアンでも、ネックにある「FORGED」の文字に顕著な違いがあります。
本物の方は刻印ですが、偽物の方はプリントのようで文字も細目です。
スペックの違い
スペックを計測してみると、ライ角は同じでしたが、ロフト角に違いがありました。
- 本物：33.5°
- 偽物：31.5°
動画の中ではカタログ値が34°と述べられていますが、公式サイトを見る限り33°です。
いずれにしても、偽物の方は本物と比べて2°立っていて、カタログ値からも1.5°たっています。
33°ぐらいのアイアンを使われている方からすると、31.5°は構えた時に違和感が感じされるのではないかと思います。
この後で紹介する本物・偽物の試打では、恐らくロフトの差が影響していて、偽物の方が5ヤードほど飛んでいます。
三浦技研 TC-101アイアンの本物と偽物を試打した結果
▼本物と偽物の比較試打（6:48から再生）
本物と偽物を試打してみた結果、あまり違いが感じられないようです。
試打者の方は、普段からTC-101アイアンを使用されているとのことですが、それでもはっきりとした違いは分からないようで、「割と良いです」と感想を述べられています。
ドライバーの場合、打音が変だったり、シャフトとヘッドのつなぎが甘かったり、どこかに顕著な異変が出る傾向がありますが、アイアンは作りがシンプルな分、分かり難いのかもしれません。
なお、打感については、軟鉄ではなく複合素材のような弾きが少し感じられるとのことですが、動画を見る限り、打音の違いは感じ取れませんでした。
普段、TC-101アイアンを使用している人は、違和感を感じられるが、そうでない方は分からないだろうとのことです。
偽物に騙されない方法
ゴルフクラブの偽物は、年々、造りが巧妙になっていて、一見しただけでは分からない場合が殆どです。
本物と並べて見れば、違いを見つけやすいですが、最近の物は偽物だけ渡されて、しかも本物を見たことが無いとなると、見破れない方が殆どではないかと思います。
ただ、購入の際に当たり前のことを気を付けていれば、偽物による被害から身を守ることができます。
▼偽物の被害を受けないための５つのポイント
不自然な安さの誘惑に負けずに、購入後の安心・安全のことも考えて、購入先を選びましょう。
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