テーラーメイドのPシリーズから発売のP770アイアンの2020年モデル。
初代モデルがPシリーズ誕生の2017年に発売されていまして、2020年モデルは2代目となり、P790に次ぐやさしいモデルとして、セミアスリート~アスリートに人気があります。
本記事では、P770アイアン 2020年モデルの試打評価と口コミをまとめました。
P770アイアン 2020の試打・評価
P770アイアン 2020とP760アイアンを打ち比べ・試打
- ソールは中空とは思えないシャープさがある。上から見ると中空と言う感じは無く、プロモデルのキャビティアイアンと言われても分からない。
- P790と同様の構造で、コンパクトにしたモデル。
- P760と比べると、P790の方が全然弾き感がある。ロフトは多く見える。
- P760は弾き感がなく、飛ばさないタイプのやさしいツアーアイアン。P790は弾くし高さが出て、寛容性があって操作感が欲しい人向け。
- P790と比べると、P770の方が打感は柔らかい。弾く感じはあるが、中空アイアンとしては、打感が柔らかい。
P760とP770で、7番のロフト角は同じ33°ですが、飛距離性能には試打動画から違いがあるのは一目瞭然です。
打感が全く違うと述べられていて、その様子は打音の違いからも感じ取れます。
アスリート向けアイアンとしては、飛距離性能と寛容性があるタイプになりますので、検討対象としてはP790とP770で、どの程度やさしさ、飛距離、球の上がりやすさを求めるかになると思います。
P770アイアン 2020を詳しく試打・解説
- 中空構造で中にスピードフォームという充填剤が入っていて、打感が追求されている。
- フェース素材は包丁によく使われるクロムモリブデンが採用されている。耐久性が高い。
- L字型のフェースが採用されていて、溶接跡がフェースから離れた位置にあり、厚さが抑えられているので、反発が良い。
- P790はミスに強く直進性が高いのに対して、P770は小ぶりに作られていて操作性が有り実戦的で、テクニックがある人が使いやすい。
- 小ぶりでミスに強いアイアンが欲しい方におすすめ。
クラブフィッターの小倉さんにて、P770アイアンについて、素材・構造面から詳しく解説されています。
構造が同様なことから、やはりP790アイアンと比較されています。
ただ、ロフト角はかなり差がありますので、飛距離を大きくクラブに求める方向けではありません。
飛距離が少し落ちてきた、寛容性を少し取り入れたい上級者に適しています。
なお、スピードフォームの存在により打感のことが触れられていて、打感が良いと表現されますが、フォージドアイアンと比べると全く異なります。
あくまで”中空アイアンとしては”という枕詞が着いたうえで、”打感が良い”という評価です。
P770アイアン 2020の口コミ・評価
スライスもフックも曲げれる
ロフトの割に飛ばす事は出来ますが、しっかり狙った距離に落としていけました。スライスもフックも曲げれる幅が2017P790に比べ大きいです。
打感はかなり向上してると思います。キャンキャンはないです。乾いた音はしていますが、軟鉄のそれと違うのは御愛嬌だと思います。
見た目が難しそうなのに楽できて、音も乾いた感じで、所有感もあるので、お勧めです。
引用:dosports
ロフト角は7番で33°のため、球をしっかり上げて狙うスペックですが、中空構造のため飛距離が出やすいのがP770アイアンの特徴です。
これまで上級者向けの難しいアイアンを使っていたが、少しだけ飛距離をクラブに頼りたいという方にとても適していますし、反対に、中級者向けアイアンから難易度を挙げたい方にも適しています。
グリーンを直接狙いやすい
コンパクトなヘッドでとりまわしがよく、夏の深いラフ、冬のうすい芝どちらにも対応しやすそう。
ボールをコントロールしやすく案外簡単に曲げられた。
高さがすごく出るためグリーンを直接狙いやすい。
中空独特の打音がなく気持ちいい音、うまくなった気がする。
引用:GDO
P790よりも外観がシャープになっていて、操作性が備わっている点がP770アイアンの特徴です。
P790アイアンは直進性の高さがありますが、球を操りたい方は、P770アイアンの方がオススメです。
初代よりも進化
飛距離と弾道のバラつき抑制を初代よりも進化させたことで高い人気を維持しています。
構えた感じは、立派なアスリート向けモデル。小ぶりなヘッドに適度にシャープなトップブレードが目に入り、わずかなグースネック具合は構えやすく、迷いなくアドレスに入らせてくれます。
ボールはよく上がりますし、小ぶりなヘッドに慣れてしまえば、中級者にも十分やさしいモデルと言える性能を持っています
引用:価格.comマガジン
前作のツアーキャビティから大きく構造が変わり、P790と同様に中空となっていますので、外観は全くの別物になっています。
中空でありながら、ヘッドが小ぶりでトップラインもすっきりしていますので、マッスルバックライクな形状です。
上を目指すゴルファーにとっては、マッスルバックのようなすっきりシャープなアイアンは、所有感も意欲も高めてくれます。