ゴルフクラブの模倣品、いわゆる偽物は、メーカー各社も公式サイトなどで注意喚起しています、日本でも色々なメーカーのモデルが出回っています。
今回は、テーラーメイドの大人気のTRUSSパターで偽物に関する情報が確認されましたので、詳しく取り上げます。
≫ ゴルフクラブの偽物・模倣品に騙されない方法【注意すべき5つのポイント】
初代 TRUSSパター
「TRUSS」シリーズのパターは、建築で採用されているトラス(TRUSS)構造をネックに取り入れたもので、とりわけ日本で人気があります。
人気に火が付いたきっかけは、稲見萌寧、永峰咲希といった優勝プロが使用していたことだと言われていて、今ではスパイダーシリーズにも採用されています。
ゴルフクラブの偽物と言うと、ドライバーやアイアンで見られますが、遂にパターにまで魔の手が伸びてきました。
テーラーメイドでは、Qi10、ステルス、SIM、Mシリーズと模倣品が出回る常連となっていますので要注意です。
TRUSSパターの偽物に関する情報
こちらはゴルフキッズ大蔵谷店さんのyoutube動画です。
中古ゴルフショップのため普段から通常業務として買取をされていますので、偽物に触れる機会も多いのでしょう。
取り上げられているのは初代のTRUSSパターで、偽物はTB2、本物はTB1で比較されています。
当然ですが、メーカーから流れてくるルートで偽物が混入することは有り得ませんので、恐らく一般の方がネットの個人間取り引きで入手されたのではないかと思われます。
ネットでは本物と偽物の区別がさらに難しく、もっと言えば写真と実物が同じかということすら怪しいため、価格の安さに惑わされずに正規ルートで購入されることが重要です。
TRUSSパターの本物と偽物の違い・見分け方
TRUSSパターの本物と偽物の違いについて、動画で紹介されている内容を以下にまとめました。
先程も触れましたが、偽物はTB2、本物はTB1でネック形状が異なりますが、同一シリーズのため基本構造・素材・仕上げなどは同じです。
偽物の発生源は1つとは限りませんので、ここで取り上げた実例が偽物・本物の完全なる見極め方法とは言えません。
とは言え、違いが出てくるところは似通っていますので、十分、参考にして頂ける内容です。
偽物を掴んでしまったのではないか?と不安がある方は、是非、参考にしてみてください。
フェース面のライン
一番分かりやすいのはフェース面のインサートです。
TRUSSパターは、インサートの横のラインが白くなっているのが特徴です。
引用:youtube
しかし、偽物の方はこの白いラインが見えません。
この違いは、本物と並べなくても分かりやすいため、最も分かりやすいポイントと言えます。
ヘッドの色合い
引用:youtube
パターというとシルバーが多いですが、TRUSSパターは全体的にヘッドがやや黒光りに近い鈍いグレーです。
偽物の方はこの黒っぽさが強くなっています。
ただ、これは並べてみると違いは歴然ですが、単体で実物を手にした時に、この色合いだけで分かるかと言うなかなか難しいと思います。
あくまで本物もあるのであれば、比べると分かる違いと言うことになります。
シャフトのシール
引用:youtube
偽物で違いが表れやすいのがシャフトです。
恐らく、他のモデルで使ったものを使い回していたり、ヘッドに集中し過ぎてシャフトは手を抜いているからだと思われます。
過去にはステルスドライバーにSIMと書かれたシャフト(これも偽物でしょうけど)が刺さっているという事例もありました。
今回のケースでも、中国語のシールが貼ってあるということで、これは違和感を感じやすいポイントです。
それにしてもグリップ、ヘッドカバーまで巧妙に似せてあり、年々、見極めが難しくなっていることを感じさせられます。
偽物に騙されない方法
ゴルフクラブの偽物は、年々、造りが巧妙になっていて、一見しただけでは分からない場合が殆どです。
本物と並べて見れば、違いを見つけやすいですが、最近の物は偽物だけ渡されて、しかも本物を見たことが無いとなると、見破れない方が殆どではないかと思います。
ただ、購入の際に当たり前のことを気を付けていれば、偽物による被害から身を守ることができます。
▼偽物の被害を受けないための5つのポイント
不自然な安さの誘惑に負けずに、購入後の安心・安全のことも考えて、購入先を選びましょう。
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