ゴルフクラブの模倣品、いわゆる偽物は、メーカー各社も公式サイトなどで注意喚起しています、日本でも色々なメーカーのモデルが出回っています。
今回は、テーラーメイドのQi10シリーズのドライバーで、偽物に関する情報が確認されましたので、詳しく取り上げます。
≫ ゴルフクラブの偽物・模倣品に騙されない方法【注意すべき5つのポイント】
Qi10 ドライバー
「Qi10」シリーズは、テーラーメイドの2024年の新作として発売されています。
ステルスに次ぐ新たなシリーズで、デザインも一新されていますが、テーラーメイドはワールドワイドで人気メーカー故に、模倣品が出回りやすい傾向にあります。
以前、ステルスドライバーの偽物について取り上げていますが、遂にその後のモデルについても偽物が存在するということになりました。
Qi10 ドライバーの偽物に関する情報
こちらは楽天にも出店している人気ゴルフショップ「Teeolive」さんのyoutube動画です。
一般の方が不幸にも手にしてしまった偽物と新品を並べて、ヘッド重量、クラブ重量、デザイン、パーツの違い、試打した打音など、違いを詳しく解説されています。
入手ルートについてはメルカリとのことで、話の内容からすると、業者ではなく一般の方から購入したように聞こえます。
そもそもゴルフクラブの売買を個人間で行うことは、偽物だけでなく品質の面でもリスクが高くなります。特に偽物については写真や価格などの事前情報から判別するのはほぼ不可能といって良いため、激安の新品についてはより注意が必要です。
Qi10 ドライバーの本物と偽物の違い・見分け方
Qi10 ドライバーの本物と偽物の違いについて、動画で紹介されている内容を以下にまとめました。
偽物は様々なところで様々なものが作られている可能性がありますので、ここで取り上げた一例が、万能・共通の見極めポイントではありません。
とは言え、違いが出てくるところは似通っていますので、十分、参考にして頂ける内容です。
偽物を掴んでしまったのではという不安がある方は、参考にしてみてください。
フェースのカラー・質感
引用:youtube
一番分かりやすかったのは、フェースのカラーだそうです。
上が本物、下が偽物で、偽物の方は色が薄く、フェース下に記された「CARBON」の文字も薄いです。
購入してしまってからの判別方法として、フェース素材が完全に金属になっていて、爪で叩くと金属音がするのも大きなポイントです。
本物はカーボンフェースで表面がポリマー加工されていますので、クッション性のある音がします。
偽物を手にしてしまったかもと思った時は、フェース素材が一番分かりやすいと思います。
レーザーアライメント
引用:youtube
Qi10ドライバーは、フェースの上面にレーザーアライメントが入っていて、構えた時にフェースとクラウンの境界線が分かりやすくなっています。
このホワイトラインが偽物では色が薄い上、トップラインの途中で切れています。
スピードポケット
引用:youtube
テーラーメイドのウッドはソール前方にスピードポケットと呼ばれる溝構造が搭載されています。
それが樹脂で蓋されていますが、偽物はフェースと同様にキンキン弾く感じがあります。
恐らくソールやクラウンと同じ金属素材でそのまま作られているのでしょう。
重量
ここで紹介されているQi10ドライバーの偽物は、非常に重たいとのことで、実際にヘッド、シャフト+グリップを重量計測されています。
パーツ | 本物 | 偽物 |
---|---|---|
ヘッド | 195g | 218.5g |
シャフト+グリップ | 約110g(未計測) | 155g |
偽物はヘッド、シャフト+グリップともに有り得ないぐらいの重さです。
これは持った瞬間に分かる重さでしょう。
偽物に騙されない方法
ゴルフクラブの偽物は、年々、造りが巧妙になっていて、一見しただけでは分からない場合が殆どです。
本物と並べて見れば、違いを見つけやすいですが、最近の物は偽物だけ渡されて、しかも本物を見たことが無いとなると、見破れない方が殆どではないかと思います。
ただ、購入の際に当たり前のことを気を付けていれば、偽物による被害から身を守ることができます。
▼偽物の被害を受けないための5つのポイント
不自然な安さの誘惑に負けずに、購入後の安心・安全のことも考えて、購入先を選びましょう。
コメント