テーラーメイドの2023年モデルのP770・P7MB・P7MCアイアン。
この3機種を西川みさとプロが比較試打した結果が興味深い内容でしたので、取り上げます。
P770・P7MC・P7MBアイアンの2023年モデル
テーラーメイドのPシリーズアイアンは、アスリートゴルファー向けのラインで、中・上級者に人気があります。
人気モデルはリニューアルが重ねられていて、2023年は、P770アイアンの3代目モデル、P7MC、P7MBの2代目モデルがリリースされています。
この注目の3機種を西川みさとプロが、youtubeの企画で打ち比べされています。
P790を含めて、特徴や違いについて興味深い内容を述べられていますので、動画の内容を踏まえつつ、主だったポイントを3つまとめました。
ポイント① ヘッドが小さい
3機種試打した感想として、まず聞こえてきたのが、「小さい」です。
これとは別にP790アイアンも打たれていて、そちらが好印象でしたが、まずP770の時点で小さいと述べられています。
試打では問題無く打てていますが、「コースに行ったら緊張する」「P790の大きさが欲しい」と述べられています。
さらに、P7MC、P7MBと難易度が増すクラブを試打したところ、「ボールと同じ大きさ」と、その小さ過ぎるサイズ感を言い表されています。
P7MC、P7MBまで行くと、PGAツアーのプロたちが使用しているモデルとなりますので、それなりの技量が必要になるサイズ感となっています。
ポイント② 構えやすいのはP7MC
3機種の中で比べると、やさしい方にいるのはP770アイアンですが、西川みさとプロは、P7MCアイアンが構えやすいと感想を述べられています。
「P7MCの方が大きい」と思ってしまうほど好感触を得ていて、その理由として、キャビティのネック形状の良さ、フェース面のスコアライン有り・無し部分の見た目の感じやすさなどを上げられています。
反対に、P770アイアンの方は、フェース面が一体にスコアラインが有る場所・無い場所が一体に見えてしまうとのことです。
ポイント③ 3機種どれも上級者向け
▼7番アイアンのロフト角
- P790アイアン:30.5°
- P770アイアン:33°
- P7MCアイアン:34°
- P7MBアイアン:34°
Pシリーズのアイアンは、P790アイアンを除くと、全てロフトがかなり寝ていて上級者が扱いやすいスペックとなっています。
ネックもストレートで、完全に自分で球をつかまえられ、しっかり距離を出せる方向けとなります。
3機種の中で、P770アイアンがロフトが1°だけ立っていますが、それでも33°ですから、PINGのi230アイアンやキャロウェイのX-FORGED CBアイアンと同じです。
冒頭でPシリーズは中・上級者に人気があると述べましたが、ざっくりと分けると、P790が中級者、P770・P7MC・P7MBが上級者ということになります。
ヘッドのサイズからして、3機種全て、安心感とは対極にありますので、クラブにお助け要素を求める方は、この3機種ではなく、P790アイアンを検討されると良いでしょう。