テーラーメイドのステルスとグローレを融合したステルスグローレは、ドライバーが2機種発売となっています。
ステルスグローレ・ステルスグローレ+ドライバーの特徴・評価などについて、分かったことをまとめます。
グローレ融合モデルでは初となるドライバー2機種!
SIMグローレが発売されたのは、SIMシリーズ2代目のSIM2の時でした。MグローレもM3・M4の時でした。
そのため、グローレの融合モデルは、新シリーズになってから少し時間が掛かると思われていましたが、まさかのステルス1年目で「ステルスグローレ」が発売となっています。
驚きなのは、もう一つ。ドライバーが2機種ある点です。
1機種はこれまでと同様のコンセプト・同様の特徴を有したステルスグローレドライバー、もう1機種は、まさかの可変スリーブを搭載したステルスグローレ+ドライバーです。
グローレ融合モデルの特徴として、「軽量」が大きなポイントとなっているため、重量負荷となる調整機能が搭載されることはないと思われていました。
今回、搭載されたことで、対象ゴルファーが大きく広がったことを意味しています。
調整機能付きのステルスグローレ+ドライバーでも十分軽量!
調整機能が搭載されると重量負荷が増すことが懸念されます。
しかし、実際の重量を見てみると、調整機能の有無で、クラブ重量はさほど変わりません。
フレックス | ステルスグローレ | ステルスグローレ+ | 重量差 |
---|---|---|---|
S | 278g | 281g | 3g |
SR | 275g | 278g | 3g |
R | 272g | 275g | 3g |
調整機能付きのステルスグローレ+ドライバーの方は、S、SR、Rの何れのスペックでも僅か3g重いだけです。
国内で軽量モデルの代表格であるゼクシオ12ドライバーが同じくRで282gのため、ステルスグローレ+の方が調整機能が付いているにも拘らず7gも軽量です。
重めのシャフト選択をすれば、300g台になる
ステルスグローレ+ドライバーの方は、標準シャフトのSPEEDER NX for TM以外に、3種類の重めのシャフトが用意されています。
▼標準以外の3種類のシャフト
シャフト | 硬さ | クラブ重量 | シャフト重量 | トルク | バランス | 調子 |
---|---|---|---|---|---|---|
Tour AD CQ-5 |
S | 約301g | 56g | 4.5° | C9 | 先中 |
SPEEDER NX GR 50 |
S | 約303g | 57.5g | 4.9° | D0 | 中 |
Diamana GT 50 |
S | 約303g | 56.5g | 4.6° | D0 | 中元 |
標準シャフトよりも約10g重めで、さらにこれらのシャフト選択の際は、グリップも33.5gから47.5gのものに変わります。
クラブ重量は3種類のシャフトでいずれも300gを超えてきまして、一般的なクラブの重さになります。
グローレ融合モデルは、その飛距離性能の高さが話題となっていましたが、クラブが軽すぎる、シャフトが柔らかすぎるということで、スペックが合わずに使えないという声がありました。
今回、ハードなシャフトが用意され、可変スリーブによりシャフト交換も可能で、振り応えを求めるゴルファーも使うことができます。
ドローバイアス+高弾道+高MOI
弾道の特徴については、グローレ融合モデルの持ち味を継承していて、ドローバイアスによるつかまりの良さ、深低重心による高弾道と高MOIが継承されています。
つかまった高弾道の球が出やすくなっていますので、ドロー系が強い方よりも、スライスが出やすい方に適しています。
軽量シャフトの方はトルクが大きめのため、スイングスピードや切り返しがゆったりめの方が、シャフトのしなりと戻りを活かしやすいと思います。
競合モデルはステルスHDドライバー
ステルスグローレの登場により、ステルスと名の付くモデルは合計で5種類となります。
- ステルスPLUS ドライバー
- ステルス ドライバー
- ステルスHD ドライバー
- ステルスグローレ+ ドライバー
- ステルスグローレ ドライバー
ステルスグローレの2機種と対象ゴルファーが被りそうなモデルとしては、ステルスHDドライバーということになります。
ただ、ステルス自体がかなりハード目に寄せたフェードバイアスになっていますので、ステルスHDドライバーは、ドローバイアスというより、ようやくニュートラルというぐらいのつかまりです。
特徴 | 軽め | 普通 | 重め |
---|---|---|---|
ドローバイアス | ステルスグローレ | ステルスグローレ+ | |
ニュートラル | ステルスグローレHD | ||
フェードバイアス | ステルス | ステルスPLUS |
そのため、住み分けとしては、ドローバイアスを求めるか否かで、ステルスグローレ2機種かステルスHDかに分かれます。
あとはクラブ重量が軽めが良いか、重めが良いかという判断になります。
まとめ
ステルスグローレのドライバー2機種について、特徴やステルスとの関係などをまとめました。
今回は、ステルスグローレ+ドライバーが誕生したこどで、調整機能付きで重量感があるバージョンも選ぶことができます。
これまでのグローレ融合モデルは、軽量モデルを使いたいゴルファー向けでしたが、一般的な重量感のクラブでスライスを抑えたい方、楽につかまえたい方も利用することができます。