スリクソンの2022年の新作、ZX MKⅡ(マーク2)は、ドライバーからアイアンに至るまで適合リストに掲載されました。
ドライバーについては、これまでとラインナップが異なっています。
2022年モデルも5と7のモデル
スリクソンの2022年モデルは、前作と同じく「ZX」と名の付いたモデルが適合リストで多数確認されていまして、ZXシリーズとして発売されるようです。
ちなみに、ZXシリーズは、Zシリーズの次のシリーズではなく、2020年に名称が変わっただけで同じシリーズとなります。
ドライバーとアイアンについては、従来から複数のモデルが発売されていました。例えば、2012年では、Z525、Z725、Z925というモデルがあり、5、7、9という数字がモデルの分類となっています。
ここ数年は9のモデルが製造されておらず、前回の2020年では、5(ZX5)と7(ZX7)の2モデルでした。
そして、今回の2022年モデルでも、現在までに確認されているのは、5(ZX5 MKⅡ)と7(ZX7 MKⅡ)の2モデルとなります。

2022年モデルのドライバーは、「LS」がある
2022年のZXシリーズのドライバーが、従来までと大きく異なるのは、ZX5・ZX7のそれぞれに、低スピンタイプ(LS)がある点です。
上図では、左がノーマルなZX5 MKⅡドライバーで、右が低スピンタイプのZX5 MKⅡ LSドライバーです。
ウェイトがノーマルは後方、低スピンタイプは前方にあり、重心深度に違いを持たせることでスピン量の違いを生み出していると思われます。
ZX7の方も、ノーマルと低スピン(LS)が確認されていますので、ドライバーは4タイプあることになります。
- ZX5 MKⅡドライバー
- ZX5 MKⅡ LSドライバー
- ZX7 MKⅡドライバー
- ZX7 MKⅡ LSドライバー
上図を見る限り、ノーマルとLS(低スピン)ではヘッド形状そのものには違いがないように見えます。
ただ、重心が浅くなると、操作性も良くなりますので、ZX5のLSタイプとZX7のノーマルタイプでは、操作性・低スピン性能にどれぐらいの違いがあるのかが興味深いところです。
まとめ
2022年のZXシリーズのドライバーのラインナップについて取り上げました。
ここ最近の2機種から、2モデル×2タイプ=4機種となり、キャロウェイのように特徴を細分化してラインナップの充実化が図られています。
一方で、ダンロップという枠組みで見ると、ゼクシオには、プライム・レギュラー・Xと3つのタイプがありますので、ドライバーが全部で7機種ということになります。
特にゼクシオX・ZX5、ZX5 LS・ZX7といった辺りは、対象ゴルファーが似ているのではないと思われます。
