PINGから発売されているi525アイアン。
「操れる、飛び系。ちょいブレード」というキャッチコピーで、中~上級者の興味を引くアイアンです。
このアイアンをプロが手にして試打している動画がありまして、リアルな反応で興味深く、i525アイアンの特徴が伝わってくる内容でしたので、取り上げてみます。
i525アイアンをプロが手にして、実際に試打してみた動画
こちらがi525アイアンを高橋良明プロが試打して、感想・評価やおすすめゴルファーについて述べられている動画です。
試打クラブは7番アイアン(ロフト角29°)で、N.S.PRO 850GH neoシャフトのSスペックです。
注目したい内容を以下にまとめました。お時間のある方は、動画をゆっくりご覧頂いて、自分なりに感じ取ってみてください。
特徴①:中空とは思えないぐらい、すっきりしたフォルム
i525アイアンは中空構造のアイアンですが、キャッチコピーでは「ちょいブレード」となっています。
そもそも「ブレードアイアン」の正式な定義というのは無いのだと思いますが、ブレードは「刃」という意味がありますので、一枚物のマッスルバッグアイアンを指して使われるのが一般的だと思います。
i525アイアンでは、「ブレード」を拡大解釈して、薄いフェースという意味で用いられているようです。
実際に試打の前にヘッドを吟味している時点で、「えっ?コレ、中空?」「こんなに薄いの!?」と驚かれています。
最近は、中空ながらヘッドの上側は薄くなっていて、マッスルバックに寄せたデザインのモデルがかなり増えていて、格好良さ、飛び、やさしさが備わっていて、中級者、少し楽をしたい上級者に人気があります。
特徴②:ロフトの割に、球が上がる
中・上級者向けのiシリーズのアイアンですが、ロフト角は7番で29°とかなり立っています。
飛距離性能を高めたスペックですが、しっかり球が上がりますので、アイアンらしい弾道で落として狙いに行けます。
出典:clubping.jp
前作のi500アイアンとの違いとして、新たなアンダーカット構造が採用されていて、球が上がりやすくなっています。
特徴③:弾道を操作できる
7番のロフト角が29°というと、飛び系の部類に入りますので、飛距離性能重視のアイアンということになります。
そういったアイアンは、直進性、寛容性に優れていて、打点のブレを感じさせないタイプが主流です。何処に当たっても、真っ直ぐドーンと飛んでくれます。
直進性が高いということは、何処に当たっても、真っ直ぐドーンと飛んでくれやすいため、操作性は低いということになります。
しかし、i525アイアンは、ロフト角29°でありながら、操作性も備わっていて、弾道を打ち分けやすくなっています。
ロフトの割に球の上がりやすさもありますので、中級者だけでなく、飛距離が落ちてきた上級者にも、扱いやすいアイアンです。
反対に、寛容性の面でお助け要素が欲しいという方は、G425アイアン、G710アイアンなど、Gシリーズのアイアンから検討されると良いと思います。