ダンロップから発売のゼクシオX ドライバー(2024)。
Xシリーズの3作目は、歴代モデルの中で抜群の出来とも評されていて、ゼクシオのやささしさとMiyazakiモデルのアスリート感がほどよく融合していて、幅広いゴルファーが扱いやすいモデルとなっています。
主な特徴・前作との違いなど、購入する前に把握しておきたい3つのポイントをまとめました。
ゼクシオX ドライバー(2024)の特徴
ゼクシオXシリーズは、ゼクシオレギュラーモデルの11代目(2020年)の時に誕生しています。
それ以前はMiyazakiシャフトを挿したMiyazakiモデルがありましたが、2020年からはシャフトだけでなくヘッドも完全に別物となっています。
シリーズの特徴としては、ゼクシオの軽い・柔いといったイメージとは違い、しっかりしたクラブ重量と振り応えがあり、一般的な体格・パワーの方が扱いやすいクラブとなっています。
ポイント①:0.25インチ短尺になっている
ゼクシオのレギュラーモデル、つまり、ゼクシオ13ドライバーは、60°計測法によるクラブ長さ46インチ規制に対応する必要があることから、0.25インチ短尺されています。
そして、ゼクシオXの方はもともとが45.5インチでしたので影響はないはずですが、こちらも何故か0.25インチ短尺となっています。
- ゼクシオX 2020(初代):45.5インチ
- ゼクシオX 2022(2代目):45.5インチ
- ゼクシオX 2024(3代目):45.25インチ
クラブ長さが短くなることで、メリットもあればデメリットもあります。
メリットとして生じやすいのは、芯に当てやすくなることで、正確性と安定性が増します。反対にデメリットとして生じやすいのは、回転半径が小さくなることでヘッドスピードが下がり飛距離が落ちます。
つまり、ゼクシオ Xの3代目は、飛距離よりも正確性や安定性を求める方に適しています。
ポイント②:松山英樹も気に入った打感・打音
今回のゼクシオXが話題となっている理由として、松山英樹が打感を高く評価していることが切欠となっているようです。
弾き感の中にも心地良い柔らかさがあって、既にスリクソンよりも打感が良いという声も聞かれています。
これまでゼクシオの打感・打音が好みでなくて敬遠されていた方には、是非、試してみて頂きたいです。
ポイント③:顔が良い
今回のゼクシオXは、顔の良さも評価されている大きな理由の一つとなっています。
▼左が3代目、右が2代目
上図は今作と前作の投影を並べた映像です。
3代目ではトゥ側に大きく丸みを持たせてあるのが大きな違いで、やや逃げ顔にも見えます。
ゼクシオというとフックフェースでオートマチックにつかまるイメージがある方が多いと思いますが、操作性さえも感じられそうなヘッドシェイプでセミアスリート~アスリートの方にも好まれるヘッド形状です。
▼左が3代目、右が2代目
フェース面のカラーリングも変更されていて、3代目は全体的にブラックで仕上げられていますので、より精悍でアスリート感が出ています。
構えた時のフェースの見え方にも違いが生じ、特にトップラインがパツンとした感じが3代目では抑えられています。
その意味では、やさしさや安心感を感じたい方は前作の2022年モデルの方が良く、反対にハードさを求める方は今作の2024年モデルが良いでしょう。
まとめ
ゼクシオXドライバー(2024)について取り上げました。
今回の3代目モデルは、顔つき、打感・打音が上級者好みの方に寄っている点が大きな特徴です。
かといって難しいクラブになったわけではなく、スリクソンとは異なり、しっかりゼクシオとしてのやさしさが備わっています。
適合ゴルファーとしては、以下の特徴を持った方が挙げられます。
- 柔らかい打感を好む方
- 短いクラブで楽に振りたい方
- 寛容性の高さが欲しい方
- つかまり、スピン量がやや欲しい方
これに爽快な打感・打音、クラブの軽さを求める方は、ゼクシオ13ドライバーの方が良いでしょう。