タイトリストのT350アイアン(2023)の特徴や適合ゴルファーについて、西川みさとプロが前作T300(2021)と比較試打しながらyoutubeで解説されています。
西川みさとプロの試打解説を踏まえて、T350アイアンについて分かった3つのポイントをまとめました。
T350アイアンとT300アイアンを、女子プロゴルファーが比較・試打している動画
こちらがタイトリストのT350アイアン(2023)を西川みさとプロが試打している動画です。
前作に当たると言われている2021年のT300アイアンも試打して、違いについても解説されています。
試打から見えてくるT350アイアンのポイントについて、以下にまとめました。お時間のある方は動画もゆっくりご覧になってみてください。
ポイント①:つかまりが良いのはT350アイアン
西川みさとプロは、2023年のTシリーズアイアンを全4機種試打されています。
その中で球をつかまえきれたのはT350アイアンだけという結果でした。
唯一捕まってくれる。他の3機種は到底扱えない。
西川みさとプロはアイアンが好きな選手で、これまでもプロモデルの顔つきを好まれている様子でした。
しかし、アスリート向けのTシリーズだけあってか、2023年の全4モデルでは、T100、T150、T200はつかまえきれず、扱えないと白旗を上げています。
ポイント② T200と比べるとやさしいが、それほどやさしくはない
試打の中で「断然やさしい」とT350アイアンについて感想を述べられていますが、それはT100・T150・T200と比べての話です。
T200とT350では大きな差があるということで、その意味でやさしいと言えますが、一般的な飛び系アイアンと比べると、やさしいとは言えないと評価されています。
打ち込まないと球が上がらない。
ロフトが立っている飛び系アイアンとは全然違う。
アマチュアゴルファーとしては、T350アイアンが狙い目なように思えそうですが、しっかり打ち込むタイプと評価されていますので、スイングスピードが遅めな方は要検討というところです。
T350アイアンがややハードに感じられる方は、恐らく翌年以降にT400アイアンの後継モデルが発売されるのではないかと思われますので、そちらを待ってみるか、現行のT400アイアン(2022:2代目)を検討してみるのも良いでしょう。
ポイント③ 前作T300と比べると、T350の方がやさしい
前作と今作との違いについては、モデル名の数字が表している通り、今作の方がやさしいと評価されています。
前作(T300)の方がヘッドがきいている。バラつきが出そう。
今作のT350アイアンは、中空構造が採用されています。
最近の中空アイアンはハイテクアイアンとも呼ばれていて、単に中空なだけでなく、中に寛容性を高めたり、打感を良くするテクノロジーが見えないところに詰め込まれています。
前作の方がは、つかまると距離が出て、弾道はバラつくと評価されていますので、寛容性という点では今作の方が高いことが伺えます。
前作を過去モデルと捉えるよりも、モデル名の数字通りT200とT350の間でT350寄りのアイアンと位置づけるのも良いと思います。
過去モデルな分、当然、コスパが優れているのも大きな魅力です。