キャロウェイのパラダイムシリーズのパラダイムドライバー。
ヘッドスピードが40m/s未満での試打者として、女子プロゴルファーの西川みさとプロが、スタンダードモデルのパラダイムドライバーと、ドローのパラダイムXドライバーを打ち比べしている動画が興味深い内容でしたので取り上げます。
パラダイム・パラダイムX ドライバーを、ヘッドスピード40m/sの女子プロゴルファーが打ち比べ比較した動画
こちらがパラダイムドライバーとパラダイムXドライバーを、ヘッドスピード40m/s未満のゴルファーとして、西川みさとプロが試打して感想を述べられている動画です。
<試打クラブ>
- パラダイム:10.5°、VENTUS TR5 CW(S)
- パラダイム:10.5°、VENTUS TR5 CW(S)
どちらもロフト角は10.5°で、打ち出しが高くでやすいスペックですが、シャフトは純正のSのため、HS40m/s未満の方向けとしては、シャフトがややハードです。
動画の内容を踏まえつつ、特に注目したいポイント点について、以下に詳しくまとめました。お時間のある方は、動画をゆっくりご覧頂いて、打音や弾道などをじっくり確認してもらえればと思います。
ポイント1:パラダイムドライバーは、つかまらない
西川みさとプロの試打では、弾道の方向性にはっきりとした結果が出ています。
パラダイムドライバーは、全て右への打ち出しとなっていて、正面には一球も飛びませんでした。
対して、パラダイムXドライバーでは、全て左への打ち出しかドローになっています。
大分違う。Xとノーマルと。
パラライムシリーズでは、スタンダードのパラダイムドライバーに相当するモデルが、ローグST MAXとローグST MAX LSということで、スタンダードでありながらややハード寄りのドライバーです。
右へのミスが出やすい、持ち球がややフェード気味という方は、パラダイムドライバーではつかまりきらない可能性があります。
他の試打者からも、「実質的なスタンダードはパラダイムXドライバー」という声も多く聞かれていますし、キャロウェイもパラダイムXの弾道バイアスについては「ややドローバイアス」と控えめに述べています。
フェード気味の方、右へのミスに不安がある方は、ローグST MAXドライバーを使われていた方でも、パラダイムXドライバーの方から検討されることをオススメします。
ポイント2:打感は硬め
前年のローグSTは、打感が柔らかくて高評価する声が多く聞かれました。
パラダイムについては、西川みさとプロは打感が硬いと評価されています。
打感は、結構、硬かった。カチンときた。
実際、パラダイムのシリーズの位置付けとしてはEPIC系とも言われていますので、打感もEPIC系と言えそうです。
ポイント3:やさしくはない
ローグSTは、寛容性が高く、弾道がよれにくいと言われています。
西川みさとプロの試打では、右へのミスがかなり大きく出ていて、本人もその点を指摘されています。
ミスヒットした時に大きくミスが出ていた。
当たり負け的な動きがあるのかな?
パラダイムドライバーは、スタンダードモデルという位置づけで、アベレージゴルファー向けのど真ん中の印象を受けますが、つかまりを見ても、ややハード目です。
ローグST MAX LS相当という点から、操作性が備わっていることも分かりますので、中級者向けのドライバーと考えると良いでしょう。
ちなみに、西川みさとプロの好みとして、やさしくなっているステルス2ドライバーを推されていたところも興味深い点です。