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「砂が無い硬いバンカーの打ち方」プロが解説する3つのポイントが興味深かった件

バンカーショットは、ミスをリカバーするショットのためとても重要でありながら、難しいケースが多々あります。

難しいケースの一つとして、砂が少ない、硬い状態に難しさを感じられる方が少なくないようです。

砂が無い硬い状態でのバンカーショットを成功させるための3つのポイントについて、プロゴルファーが実践解説している動画が興味深かったので取り上げます。

砂が無い硬いバンカーショットを解説している動画

こちらが砂が少ない・硬い場面で、バンカーショット成功させるためのポイントを、プロが解説している動画です。

バンカーの状態は、そもそもゴルフ場による違いもありますし、天候に左右されて雨の後で硬いという場合もあります。

柔らかい砂の時と比べると、少ない・硬い砂ではヘッドの抜け方に違いがあるため、同じスイングではいつもと違う弾道になってしまいます。

動画の中では、色々な注意点が語られていますが、3つの視点から注意すべきポイントをまとめました。

砂が無い硬いバンカーでのヘッドの挙動を知ることが重要!

ポイントを解説する前に、砂が無い硬い状態が、スイングや弾道にどのような影響を及ぼすかを把握しておくことが、とても重要となります。

影響① ヘッドが加速する

やわらかい砂のバンカーでは、ヘッドが砂に潜りやすく、砂が抵抗となるためヘッドは重たくなり、振り抜けスピードも遅くなります。

しかし、硬いバンカーの場合、ヘッドが地面に当たって、硬く跳ね返るような挙動となります。

その結果、ヘッドの挙動は、岩男プロ曰く「ヘッドが加速」します。

コンクリートの上だと、ヘッドが跳ね返ってスピードが落ちないのと同じ原理

厳密に言えば、恐らく加速ではなく、減速しないということだと思いますが、思ったより速いスピードで振り抜けてしまうので、敢えて分かりやすく「加速」と表現されているのだと思います。

影響② ロフトが立ちやすい

硬い地面に対して打ち込むと、ヘッドのバンスが地面に当たった時に、跳ね返るような挙動になります。

その結果、ロフト(フェース)が立つ方向にヘッドが動いてしまい、結果として、球が低く出やすくなります。

顎がある場合など、同じ打ち方でも弾道の高さに影響が出やすく、低い打ち出しとなり脱出に失敗しやすくなります。

砂が無い硬いバンカーで、ショットを成功させる3つのポイント

ポイント① ヘッドスピードを上げない

砂が少ない・硬いと、逆に力んでしまい、力強いスイングをしてしまう方もいると思います。

実際には、硬い地面に跳ね返されるため、柔らかい砂よりもヘッドは速いスピードで抜けていきます。

そのため、普段よりもヘッドスピードを上げないように注意することが重要です。

具体的にヘッドスピードを抑える方法としては、「ゆるく打つのではなく、スイングを小さくする」こと、「目標を近くに置く」ことがポイントとなります。

スイング幅を小さくし、近くを狙うことで、スイングを抑えよう!

ポイント② フェースの開きを抑える

バンカーショットと言えば、ウェッジもヒール寄りを落とした専用モデルがあるなど、フェースを開くケースが一般的です。

勿論、開かずにスクエアでショットされる方もいますが、ここでは開いて打つ方向けの注意点を解説します。

まず、フェースを開いた場合の効果ですが、ロフト角が大きくなる半面、バンスが大きくなります。

当然ながら、バンスが大きくなると、ヘッドの下側が大きく張り出しますので、地面との接触が増えます。

砂が無い硬いバンカーでは、強く大きく跳ね返りやすくなりますので、ショットが強すぎたり、ロフトが立ってしまったり、トップしやすくなります。

そのため、フェースの開きを抑えて、バンスを効かせすぎないようにすることが大きなポイントです。

フェースの開きは、普段の半分ぐらいに抑えると良い!

ポイント③ グリップの力を入れない

砂が無い硬いバンカーでは、ふわふわの砂と比べて、上手く潜ってくれません。

硬いからこそ、グリップに力が入ってしまいそうですが、力を入れてしまうと、逆に強く弾かれてしまい、トップしたりホームランを招きやすくなります。

そのため、敢えてグリップを弱めにして、硬い砂地の抵抗に反発しないようにスイングすることが重要です。

更に追加の3つのポイント

砂が無い硬いバンカーでショットを成功させる方法として、3つのポイントを解説しました。

「ヘッドスピードを上げない」、「フェースを開き過ぎない」、「グリップの力を入れない」ことが重要ですが、それ以外で注意したい点も岩男プロは追加で3点ほど挙げられています。

追加ポイント① 硬さは足の裏で感じ取る

砂の硬さはゴルフ場によっても違いますし、天候によっても変わります。

そのため、砂の状態を把握することが重要となりますので、バンカーに立った際に、砂の状態を感じ取るという意識が大事になります。

追加ポイント② ラウンド前にバンカー練習した方が良い

バンカーでのミスは、トリプルボギーなど致命傷につながりやすいという側面があります。

前述の通りゴルフ場や天候によって砂の状態に違いがありますので、ラウンド前にバンカー練習をしておくことが重要です。

何度か事前に砂に接しておくことで、砂の状態を体で感じ取っておき、ラウンドで初めてバンカーショットということにならないようにしましょう。

追加ポイント③ 打ち込み位置をボールの近くにする

これは硬いバンカーに限った話ではありませんが、プロ目線からすると、アマチュアの方はかなり手前から打ち込み過ぎる傾向があるそうです。

▼打ち込み位置の違いのところ(11:54頃)から再生されます

プロは手前から大きくえぐり取っている印象があるかもしれませんが、ボールの近くに入れることを意識しましょう。

手前から入れようとすると、硬いバンカーにヘッドが弾かれ、結果としてトップしてしまう方が少なくないとのことです。

まとめ

砂が無い硬いバンカーでのショットについて、成功させるためのポイントを取り上げました。

苦手とされている方は、ここで紹介したポイント3つを試してみることで、砂が無い硬いバンカーショットの苦手克服の切欠となれば幸いです。

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