ミズノのSTシリーズの2023年の新作と思われるモデル、ST-X 230・ST-X 230 PLTNM・ST-Z 230ドライバーが適合リストに掲載され、実物映像もSNSで確認されました。
現時点でミズノからの直接の発表はありませんが、これまでに確認されている情報からSTシリーズ 230のドライバーについて、分かったことをまとめます
STシリーズの2023年モデルのドライバーは3機種
ミズノはご存知の通り日本のゴルフメーカーですが、海外で人気に火が着いて日本でも発売されるという、いわば逆輸入の形になっているモデルがあります。
その中の一つがSTシリーズでして、日本では2020年から取り扱いがスタートしています。
今回、適合リストで確認されたのは、2023年モデルと思われるST 230のドライバー3種です。
- ST-X 230ドライバー
- ST-X 230 PLTNMドライバー
- ST-Z 230ドライバー
2022年にはST-X 220とST-Z 220がありましたので、ほぼほぼ同じラインナップとなっています。(Xはドロータイプ、Zは直進タイプ)
新しいのはPLTNMというX(ドロータイプ)のモデルです。
外観からはノーマルなST-X 230との違いが見当たりませんが、9.5°のロフト角がありませんので、ヘッドスピードが遅めの方向けのモデルではないかと思われます。
ST-Z 230ドライバーの実物映像
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適合リストにて存在が確認されたのとほぼ同時ぐらいに、実物映像も早々とSNSで確認されています。
映像をアップされているのは、北アメリカのUSのミズノゴルフのインスタグラムです。
“Next Years ST 230 Series Drivers”とあるので、発売は、恐らく2023年になるのではないかと思われます。
ドライバーは3機種と説明しましたが、映像で確認できるのはST-Z 230ドライバーのみです。
ウエーブテクノロジーソールからCORTECH CHAMBERに変更か
ミズノのドライバーと言えば、ソールの前方に搭載された波型の構造、ウェーブソールが特徴的でしたが、今回は、搭載が無いようです。
適合リストでは、CORTECH CHAMBERとうい名称のものが搭載されていまして、in setとの記述もありますので、嵌め込まれたパーツということのようです。
一見すると、テーラーメイドのスピードポケットやタイトリストのアクティブ リコイル チャンネルを思わせます。
いずれにしても、搭載位置、そして、ウェーブソールに変わるものと考えると、撓みを増大させる仕組みであるものと思われます。
ちなみに、コアテックについては、ST 220でもコアテックフェースと呼ばれる偏肉フェースが採用されています。そして、チャンバーは空間・小部屋のようなものを意味しますので、「ボディー厚を変えつつ、空間を持たせた構造」といったものかもしれません。
ST-X 230 ドライバー
*出典1
- メーカー:ミズノ
- 製品名:ST-X 230
- ロフト角:9.5、10.5、12°
- 特記事項:CORTECH CHAMBER(嵌め込みパーツ)、後方ややヒール寄りにウェイト、βチタニウムフェース
ST-X 230 PLTNM ドライバー
*出典1
- メーカー:ミズノ
- 製品名:ST-X 230 PLTNM
- ロフト角:10.5、12°
- 特記事項:CORTECH CHAMBER(嵌め込みパーツ)、後方ややヒール寄りにウェイト、βチタニウムフェース
ST-Z 230 ドライバー
*出典1
- メーカー:ミズノ
- 製品名:ST-Z 230
- ロフト角:9.5、10.5°
- 特記事項:CORTECH CHAMBER(嵌め込みパーツ)、後方にウェイト、βチタニウムフェース
まとめ
STシリーズの2023年モデルのドライバーについて、現在までに分かったことをまとめました。
大きな括りはX(ドロー)とZ(直進)の2タイプで、大きな変更は無く、テクノロジーを進化させた正統進化のモデルと言えそうです。
一つ注目点としては、ST-X 230 PLTNMドライバーの存在です。ヘッドスピードが遅めのゴルファー向けだとすると、これまでSTシリーズに手を出しづらかったゴルファーからも注目が集まりそうです。
<reference>
*出典1:R&A