PINGのi230アイアンについて、新たな特徴、前作との比較など、購入する前に把握しておきたい点について、5つのポイントをまとめました。
ポイント①:価格は約1.5倍
いきなりネガティブな話になってしまいますが、購入を検討する上で発売価格は避けて通れない話題です。
i230は、i210から4年振りのリニューアルモデルとなり、コンセプトや構造など大きな変化はありませんが、世界的な物価高の影響で価格が大きく飛び上っています。
▼i230とi210アイアンの発売価格
モデル | i210 | i230 | 値上がり額 | 値上がり率 |
---|---|---|---|---|
カーボン | 19,800円 | 33,000円 | 13,200円 | 67% |
スチール* | 23,100円 | 30,800円 | 7,700円 | 33% |
DG EX | 22,000円 | 33,000円 | 11,000円 | 50% |
*DG EX以外のスチールシャフト
シャフトによって価格に違いがありますが、ざっくりいうと1本2万円で購入できていたのが、3万円になっていますので、価格差は1万円です。
一般的なセットでは、5~9、Pの6本で、差額は6万円となります。
市場では安い所で7掛けで販売されていたとして、約4万円(6万円×70%)の差があります。
資源価格高騰、円安による一時的な値上がりと考えるなら、2023年の購入は見送るという手もあり!
ポイント②:渋野日向子、鈴木愛、比嘉真美子ら主力選手が、既にi230アイアンに移行している
i230アイアンはまだ未発表・発売前の段階ですが、渋野日向子、鈴木愛、比嘉真美子など、多くのi210アイアンユーザーが既に移行しています。
渋野日向子が移行しているので、i230アイアンの人気に火が付くのは必至です!
渋野日向子によるi230アイアンの評価
- 飛距離が2、3ydプラス
- 球の高さがしっかり出る
- 前の(i210)より、スピンが入って抜けやすいのが良い
*引用:YAHOO!ニュース
金谷拓実によるi230アイアンの評価
- 見た目がシャープでカッコよくなった
- 小ぶりに見える
*引用:ALBA
PINGツアー担当によるi230アイアンの評価
- 前作『i210』と比べるとスピンが利く
- 上の番手の高さが出しやすい
*引用:ALBA
ポイント③:3~6番のみフラットになっている
ロフト角、長さ、バンス角といった主要なスペックは、i210から変更がありません。
形状そのものも大きくは変わっていないため、キープコンセプトで正統進化しています。
ただ、ライ角については、3~6番の4本でフラットになっています。
各番手間の飛距離ギャップが平均約11ヤードと揃えやすいロフト設計。
引用:clubping.jp
i230アイアンでは、番手間の飛距離の違いが、平均11ヤードに揃えられています。
これについて、「ロフト設計」と記されていますが、ロフト角はi210と違いがありませんので、やや疑問が残る説明ではありますが、制振材の搭載範囲の違い、重心設計の見直し、ライ角の変更もあった中でも、飛距離ピッチに差が出ないロフトになっているという意味ではないかと思います。
いずれにしても、ロングアイアンではフラットになっていますので、真っすぐに老いた時にクラブの織り成す角度が変わりますので、上の番手を駆使する方にとっては、予め押さえておきたい点です。
ポイント④:スピン性能が改善されている
i230アイアンでは、i210アイアンよりもスコアラインを増やしてあります。
PINGの説明では、7番アイアンで5本増やしたとされていますので、大幅な見直しとなります。
これにより溝と溝の間隔が短くなりますので、より溝がボールに噛みやすくなり、安定した高いスピン性能が発揮されます。
ポイント⑤:より低重心・高MOIで、弾道がブレない
リニューアルのポイントとして挙げられるのが、制振材として採用されているエラストマーの素材そのものと配置箇所です。
出典:ping
CTPエラストマーは、各番手毎にサイズと配置箇所を変えていて、理想的な重心設計が実現されています。
低重心化とMOIの3.5%アップも同時に実現されていて、よりブレない弾道が実現されています。