タイトリストのVOKEY DESIGNウェッジのSM9は、2022年3月の発売開始から断トツの売れ行きが続いています。
特に48°の売れ行きが伸びているということで、SM9の売れ行き事情について取り上げました。
SM9ウェッジが一人勝ち状態
SM9ウェッジは、7週連続で売り上げ1位を記録しています。
*引用:7週連続ダントツ1位の『SM9』、48度の売り上げが大幅アップ!【ウェッジ売り上げランキング】
実際に筆者も大手ネットショップのランキングを調べて見ましたが、楽天、GDOのいずれでもSM9ウェッジが1位となっていました。
前作のSM8から2年振りのリニューアルで、発売から間もないこともランキングには影響していると思いますが、それでも売れているのは確かな事実で、2022年の最も注目のウェッジです。
SM9ウェッジの48°の売れ行きが伸びている
SM9ウェッジが売れていることは、ある程度、想像がつく話ではあります。
ただ、一つ興味深い点として、これまでと比べて48°が良く売れているそうです。
その要因として挙げられるのが、何といってもアイアンのストロングロフト化です。
ドライバーもロフトを立てる動きがあり、フィル・ミケルソンの6°、ブライソン・デシャンボーの5°など、ほぼパターに近いロフトを採用する選手が増えています。
そして、アイアンについては、もっと以前からロフトを立てる傾向が続いています。
日本では、2016年にヤマハのインプレスUD+2アイアンの初代モデルが発売され、7番のロフト角が26°と強烈なストロングロフトでした。ちなみに、2021年の3代目モデルは、さらにストロング化が進み、25°となっています。
アイアンでスペックをあまり変えないことで知られるゼクシオでも、2世代に渡ってストロングロフトが進み、7番で28°となっています。
アイアンの飛距離性能を高めるのは良いですが、そのしわ寄せが来るのがウェッジです。ウェッジは最後の短い距離を安定して打ちますので、7、8、9番の飛距離が伸びると、アイアンとウェッジの間で飛距離の空白地帯ができてしまいます。
そこで、これまで50°以上のウェッジが売れていましたが、48°のウェッジを揃える人が増えているそうです。
SM9ウェッジは46~62°まで揃っている
SM9ウェッジは、スペックの種類が豊富な点が大きな特徴の一つです。
ロフト角、バンス角、グラインドの組み合わせは、全部で23種類あります。
ロフト角は、46~62°まで2°ピッチで用意されていて、グラインドは6種類ありますので、ほぼ全てのウェッジ需要に対応していると言っても良いでしょう。
ストロングロフトのアイアンで、ウェッジのロフト角にエアポケットが出来てしまっていたり、ロフトピッチが広すぎるという方は、SM9ウェッジで3本揃えてみるなど、適正なロフト感覚でウェッジを揃えてみては如何でしょうか?