ダンロップから発売のXXIO 14ドライバー。
XXIOシリーズは2000年にスタートして以来、2年ごとに刷新される定番ブランドで、やさしさと振りやすさが特徴で、日本人ゴルファーから絶大の支持を集めています。
14代目となる「XXIO 14」は、従来の軽量設計を継承しつつ、新たに調整機能を搭載するなど進化を遂げています。
本記事では、前作との違いや購入前に押さえておきたい3つのポイントをまとめました。
XXIO 14の特徴

ゼクシオは「軽い・上がりやすい・つかまる」という基本性能で知られています。
ヘッドスピードが速くないゴルファーでも楽に振れて、自然にボールが上がり、つかまる設計が最大の魅力です。さらに、インパクト時に響く澄み切った金属音もゼクシオならではの特徴で、ゼクシオサウンドとも称される爽快な打音は、ドライバーショットの気持ち良さを感じさせてくれます。
2026年モデルでは、この基本性能を維持しながらも、弾道調整機能やバリエーションモデルを追加することで、より幅広いゴルファーに対応できるようになっています。
ポイント① XXIOが合うゴルファー、合わないゴルファー
XXIO 14は従来同様、従来通り“やさしさ”に重点を置いたクラブ設計で、ゼクシオの代名詞とも言える
- 軽い
- 上がりやすい
- つかまる
という三拍子は健在です。
基本的には初級者~中級者の手前ぐらいの方が安心して使えるクラブで、ど真ん中となる対象ゴルファーの特徴としては、
ということになります。
”やさしい””扱いやすい”ゴルフクラブの代表格ではありますが、クラブ設計や弾道には普通のものよりも偏りがあります。
その偏った方向が自分に合っているかは、良く見定める必要があります。
適さないゴルファーとしは、
が挙げられます。
ポイント② 可変スリーブ搭載で弾道調整が可能に

XXIOシリーズはクラブ全体を1つの完成品として捉えているため、これまでは調整機能が搭載されていませんでした。
しかし、旧Miyazakiモデルの流れを汲むX(エクス)の前作、前々作には、可変スリーブ(QTS)が搭載されていました。
国内外のどちらでも、調整機能による弾道カスタマイズは導入がかなり進んでいることもあってか、XXIOもついに14代目にして初めて、レギュラーモデルに可変スリーブが採用されました。

出典:dunlop.co.jp
ギミックは広く一般的に採用されている方式で、シャフトの挿し込む方法を変えて切り替えるタイプで、12通りのセッティングが用意されています。
注意点というか、予め知っておきたいとして、以下の点があります。
- ロフトは増減できるが、ライ角はフラット方向のみ(アップライトにはできない)
- ロフトを立てるとフェースは開き、ロフトを寝かせるとフェースは閉じる
- 2023年までのものと比べると、角度の調整幅が大きくなっている
上図にある通り、ハイドローかローフェードに寄せていく形となり、ロードロー、ハイフェード寄りにはできません。
ポイント③ XXIO 14+とZXi MAXという選択肢もある
XXIO 14は軽量設計で「軽い・上がりやすい・つかまる」という三拍子を備えたやさしさ重視のモデルです。
一方で、同じダンロップ系ブランドからは、少しだけ性格の異なるモデルも用意されています。
ゼクシオ14の軽さ、つかまり、上がりやすさの度合いが強すぎるという方は、以下の2モデルも検討することをおすすめします。
XXIO 14+ドライバー
旧「X」やMiyazakiモデルの流れを汲むドライバーで、一言でいえば「しっかりしたゼクシオ」。
標準重量・標準長さで設計されていて、XXIO 14よりも重くやや短尺なのが分かりやすい違いです。
振りごたえがあり、強弾道を狙いたいゴルファーに適しています。
とは言え、「つかまりの良さ」「寛容性」は残っていますので、操作性を求めるアスリート向けクラブとは性格が異なります。
スリクソン ZXi MAXドライバー
アスリートブランドのスリクソンから出ている“やさしいモデル”です。
つかまりを抑えつつ、高弾道と直進性をやさしさとして備えています。
フェード系や低スピンを好むゴルファーにとっては、XXIOよりも適した選択肢となります。
まとめ
ゼクシオ14ドライバーについて、特徴を解説しました。
基本的なコンセプトは継承しながらも、ダンロップとしては、XXIO 14+、ZXi MAXを近いモデルとして用意していて、幅広いゴルファーに細やかに対応しています。
以下に3モデルの特徴を改めて整理しますので、ご自分に合ったモデル選びの参考にしてみてください。
XXIO 14 : やさしさの王道モデル
- 軽量設計で振り抜きやすい
- 「軽い・上がりやすい・つかまる」の三拍子を継承
- 澄み切った金属音による爽快な打球感
XXIO 14+:振りごたえを求めるゼクシオ
- 標準重量・標準長さで設計
- XXIO 14より重く、やや短尺
- 強弾道を狙えるが、ゼクシオらしい寛容性は残る
スリクソン ZXi MAX ― 直進性重視のやさしいスリクソン
- つかまりを抑えた設計
- 高弾道と直進性を重視
- フェード系や低スピンを好むゴルファーに適する




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