テーラーメイドのR7 Quad Miniドライバーを、プロゴルファーが試打して、特徴や適合ゴルファーについてyoutubeで解説されています。
試打解説を踏まえつつ、R7 Quad Miniドライバーについて知っておきたいポイントをまとめました。
R7 Quad Miniドライバーを、プロゴルファーが試打解説している動画
こちらがテーラーメイドのR7 Quad Miniドライバーを、プロゴルファー、クラブフィッターが試打して、感想を述べられている動画です。
試打クラブはロフト角11.5°、13.5°、シャフトは純正の2025 r7QMD Diamana SILVER TM55 Sです。
特に注目したいポイントについて、以下に詳しくまとめました。お時間のある方は、動画をゆっくりご覧頂いて、打音や弾道などをじっくり確認してもらえればと思います。
ポイント① 11.5°と13.5°がある意味
テーラーメイドのミニドライバーは、ロフト角が11.5°と13.5°の2種類あります。
これは単に打ち出し角が違うというより、役割が違う、つまり別物のクラブだと捉えると選びぶ際にしっくりくると思います。
11.5°の用途
まず、11.5°については、そもそもウェイトは前方を重い配置にしてあって、低弾道・強弾道を意識しています。
用途としては、ずばり”ドライバー代わり”です。
460ccの大型ヘッドに苦手意識がある方、大きなミスが出やすい方が、ミニドライバーの11.5°を使うことで、小さく短いクラブでティーショットの精度を上げようという使い方です。
実際にプロの世界でも、ドライバーを持たずにミニドライバーにしている方がいます。ドライバーは必ず使わなければならないというルールはありませんので、苦手な方はドライバーを外すことを検討してみると良いでしょう。
13.5°の用途
次に13.5°のヘッドですが、先程とは反対に、つるしの状態では後方に重たいウェイトが配置されていて、スピンが入りやすくなっています。
用途としては、”ドライバーと3Wの間のクラブ”、”3Wでのティーショットの代わりのクラブ”です。
ドッグレッグなどで、ドライバーよりもティーショットで20ヤードほど飛距離を抑えて打ちたい場合に使います。
別の見方をすれば、3番を使ったら良いだろうという意見がありそうですが、実は3番のティーショットは苦手と言う方は少なくありません。
そういった方にも、距離を抑えたティーショットギアとして使えます。
ポイント② 直ドラはオススメできない
ミニドライバーは、ティーショットでも直ドラでも使える二刀流であることがメリットとして良くアピールされます。
しかし、実際のところ、フェアウェイウッドと比べると、地面から打てはしますが、打ちやすいクラブではありません。
▼R7 Quad MiniとQi35 MAX FW
ヘッド形状を見れば、その差は歴然です。
もしミニドライバーを直ドラで使いたいシーンがあるとすれば、パー5のセカンドショットです。しかも、ハザードのリスクが低くて転がしても大丈夫な場面に限定されると思います。
その意味では、ポイント①で解説したように、ドライバー代わりとするか、ドライバーと3Wの間のクラブとするか、3Wのティーショット代わりとするか、現実的にはこの3つの用途に絞られます。
ポイント③ 他メーカーよりクラブが長い点に注意!
ミニドライバーはテーラーメイドのみが発売していましてが、2025年は遂に他の大手メーカーも参入してきていて、キャロウェイとタイトリストも発売しています。
メーカー | モデル | ロフト角 | ヘッド体積 | 長さ |
---|---|---|---|---|
テーラーメイド | R7 Quad Mini | 11.5/13.5° | 305cc | 43.75″ |
キャロウェイ | ELYTE MINI | 11.5/13.5° | 340cc | 43.5″ |
タイトリスト | GT280 | 13° | 280cc | 43.5″ |
ヘッド体積の違いが最も大きく、ゴルファーへの影響も大きいですが、もう一つ注目したいのがクラブ長さです。
テーラーメイドのR7 Quad Miniのみ43.75インチで0.25インチの長尺となっています。
これはテーラーメイドのフェアウェイウッドの特殊性が恐らく関係しています。
通常、3番ウッドは43インチ、5番ウッドが42.5インチですが、テーラーメイドは3番と5番で1インチの差を持たせることに拘っていて、3番が43.25インチ、5番が42.75インチとなっています。
そのため、ミニドラとの差を明確にするためには、少なくとも0.5インチの差が必要で、43.75インチになっていると思われます。
つまり、キャロウェイのミニドライバーよりもヘッドは小さいのにクラブは長いという真逆な関係になっています。
ミニドライバーを選択される方の中には、ウッド系の課題や苦手意識を持たれている方が少なからずいると思います。
その要因の一つが長さ(長いこと)にあるのであれば、R7 Quad Miniドライバーは、他メーカーのものより長尺である点は踏まえておきましょう。
R7 Quad Miniドライバーの最安値
R7 Quad Miniドライバーについて、純正の2025 r7QMD Diamana SILVER TM55(USモデルはスピーダーMD)シャフトのモデルで最安値を調べてみました。
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