テーラーメイドのQi10 MAXドライバーを、西川みさとプロがゆっくりめのヘッドスピードで試打して、特徴や適合ゴルファーについてyoutubeで解説されています。
Qi10ドライバー、Qi10 LSドライバーとの打ち比べ比較もされていますので、西川みさとプロの試打解説を踏まえつつ、Qi10 MAXドライバーについて知っておきたい3つのポイントをまとめました。
Qi10 MAXドライバーを、女子プロゴルファーが試打解説している動画
こちらがテーラーメイドのQi10 MAXドライバーを西川みさとプロが試打して、感想を述べられている動画です。
ノーマルタイプのQi10ドライバー、低スピンタイプのQi10 LSドライバーも同時に打ち比べされていますので、特徴や違いについても解説されています。
特に注目したいポイントについて、以下に詳しくまとめました。お時間のある方は、動画をゆっくりご覧頂いて、打音や弾道などをじっくり確認してもらえればと思います。
ポイント① 今までになく構えやすい
従来までテーラーメイドのドライバーで最も優しいものはドロータイプでしたが、Qi10シリーズではドロータイプではなくMAXタイプとなっています。
MAXタイプはメーカーにより意味合いが異なっていて、ドロー、高MOI、または両方のものがありますが、Qi10 MAXは縦横の慣性モーメントの合計が10,000[g・cm2]越えのいわゆる10Kで、簡単に言うと超高MOIです。
そのため、投影も深重心設計の影響のためか大きくなっていて、構えた時に安心感があります。
今までのテーラーのヘッドよりも大きくなってやさしく見えるので、今までテーラーを使ったことなかった人も使ってみたら良い。
シャープだったヘッドの形よりは、ヒール側が丸くなって広くなっている。
西川みさとプロも構えやすいと評価していて、これまでにない新たなMAXタイプは、テーラーメイドを難しそうで敬遠されていた方にも良さそうです。
また、フェースのカラーリングがステルスの赤から紺に変わっていて、この点も構えやすいと感じられる方が多いようです。
そして、地味ながらも評価が高いのがフェース上面のレーザーミーリングによるホワイトラインです。
これがアドレスした時に上から見ると、フェースとクラウンの境界線が分かるため、フェース位置を認識できて構えやすくなっています。
ポイント② やさしさはノーマルのQi10でも十分!
西川みさとプロは、Qi10 LS、Qi10、Qi10 MAXの3タイプのドライバーを続けて試打されています。
その結果、一番使いやすかったものとして、ノーマルのQi10ドライバーを選ばれています。
(Qi10とQi10 MAXは)どちらもやさしかった。
最もやさしいはずのQi10 MAXドライバーを選ばなかった理由として、最近のドライバーは十分に慣性モーメントが大きいため、ノーマルのQi10ドライバーでも十分とのことです。
実際に試打の弾道を見てみると、Qi10 MAXドライバーは球が上がり過ぎていて、200ヤードに満たない飛距離もありました。
一方、ノーマルなQi10ドライバーは低スピン性能に優れていて、程よい高さの力強い弾道が出ていました。
スピン量が多めの方、弾道の強さを求める方は、ノーマルなQi10ドライバーの方も合わせて試打されると良いでしょう。

ポイント③ キャロウェイのパラダイム Ai SMOKE MAXよりやさしい
Qi10 MAXドライバーの対抗馬として、キャロウェイのパラダイム Ai SMOKE MAXドライバーを検討されている方もいると思います。
西川みさとプロは、Qi10 MAXドライバーの方がやさしいと評価されています。
Qi10 MAXドライバーの方がやさしい。ふりやすい。
高さがでて打ちやすかった。
同じMAXではありますが、Qi10 MAXドライバーの方は寛容性を強調した10Kタイプのため、位置付けもやや違いがあります。
Qi10 MAXドライバーは、高さが出る、打点ブレに強いという点が特徴のため、この2つの要素が欲しい方に適しています。
つかまりを求める方は、パラダイム Ai SMOKE MAXドライバー、または、パラダイム Ai SMOKE MAX-Dドライバーを検討されると良いでしょう。