PRGRから発売のRS MAXドライバー。
RSシリーズの7代目で、ドライバーは3タイプある中で最もやさしいドライバーです。
主な特徴など、前作との違いなど、購入する前に把握しておきたいポイントをまとめました。
RS MAXドライバー
▼左からRS F、RS、RS MAX
PRGRのRSシリーズが遂に7代目まで来ました。ルール上限を超えてしまって回収という憂き目を乗り越えた経験から、反発規制には細かに対応しつつギリギリを攻める姿勢は変わっていません。
今回も3種類のドライバーですが、ドローがMAXに変わったというところはテーラーメイドと同じで、2024年は高慣性モーメントを重視する流れが続いています。
上図の左から、フェードのRS F、ニュートラルのRS、高MOIのRS MAXで、最も優しいモデルがRS MAXということになります。
ポイント① ドロー効果は殆どない!
▼左から2022年のRS D、2024年のRS MAX
RS MAXドライバーは、前作との関係で言えばRS Dドライバーの後継モデルとなります。
ただ、RS Dドライバーはドローモデルだったのに対して、RS MAXドライバーはドローを謳っていません。
実際、弾道もニュートラルか僅かにつかまる程度で、ドローではなく高MOIによる安定性が特徴となっています。
つかまりに関しては、前々作や前作の方がその特徴は強いため、ドロー効果を期待される方は、今回のRSシリーズの7代目はあまり適していない可能性があります。
出典:PRGR
7代目RSシリーズの中で言えば、PRGRが好評している弾道マップによると、ニュートラルなRSドライバーの方がドロー効果があるとされています。
なお、つかまりに関しては、自分でヘッドを返すタイプの方は重心距離が影響しやすく、クラブがオートマチックに返るのを求める方にとっては重心角・重心深度が影響しやすい側面があります。
つまり、スイングタイプによって、つかまりの良し悪しの感じ方が異なる点は踏まえておく必要があります。
ポイント② MAXの最大の特徴は安定感
▼RSシリーズ 3モデルの安定性の比較
モデル | RS F | RS | RS MAX |
---|---|---|---|
MOI | 4,410g・cm2 | 4,650g・cm2 | 5,300g・cm2 |
重心深度 | 19mm | 23mm | 26mm |
RS MAXは、ドローから高MOIに特徴を切り替えただけあって、3タイプの中でずば抜けて慣性モーメントが大きくなっています。
最もハードはRS Fと比べると約900g・cm2もの差がありますので、その違いは歴然です。
試打ラボしだるTVでも、RS MAXの特徴として安定感・曲がらなさを強調されています。
曲がんないよこれ。慣性モーメントが大きい系の振り辛さ、(ヘッド後方が)落っこちて開いちゃう感じは一切ない。
動画の中では意図的にスライス回転を掛けようとしていますが、思ったほど掛からず、直進性の高さが伺えます。
こうなると、テーラーメイドのQi10 MAXやPINGのG430 MAX 10Kと被ってしまう感がありますが、とにかく真っすぐ打ちたい、曲げたくないという方に適したドライバーです。
2024年は、つかまりよりも高MOIを優先したモデルが多い!
ポイント③ 球が少し上がりやすい
▼左からRS F、RS、RS MAX
こちらはRSシリーズ7代目ドライバーの3タイプを横から見た映像です。
一番右のRS MAXドライバーが、際立ってシャローで、後方を低くして地面に近くなるように設計されています。
深低重心設計となっていて、この形状のゴルフクラブは、安定感と球の上がりやすさが特徴として備わっています。
▼左から2022年のRS D、2024年のRS MAX
さらにヘッド塗装の仕上げも、前作では艶ありでしたが、今作では艶消しになっています。
マットになると立体感が抑えられて見える効果がありますので、よりシャローに見え、球の上がりやすさを感じやすくなっています。
RS MAXドライバーの最安値
RS MAXドライバーの出品価格を調査したところ、当記事執筆時点での最安値は楽天の118,800円となっています。
- 楽天:74,800円
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RS MAXドライバーのスペック
- ロフト角:9.5°、10.5°
- ライ角:58°
- フェース角:-0.5°
- 長さ:45.5インチ
- ヘッド体積:460cc
- シャフト:TENSEI FOR PRGR(S、SR)、Diamana FOR PRGR(S、SR、R)