フジクラから発売の24 VENTUS BLUE。
VENTUS BLUEシリーズの2代目は、カラーリングが鮮やかになり爽快な印象ですが、特性は少しだけハードになっています。
主な特徴・前作との違い・適合ゴルファーについてまとめました。
24 VENTUS BLUEの位置づけ
VENTUSシリーズは、PGAツアー発の叩き系シャフトとしてハードヒッター・上級者に人気のシャフトです。
VENTUSには赤・青・黒と3種類に分かれていて、黒に近づく程、硬さが増してハードになります。簡単に言えば、棒に近づきます。
さらにスタンダードなVENTUSとは別に、よりハードなVENTUS TRというシリーズもあります。
今回、発売の24 VENTUS BLUEは、スタンダードなVENTUSのBLUEの後継、つまり2代目です。
初代と大きな違いは無い
初代のVENTUS BLUEと比べると、VeloCoreテクノロジーが進化していて、技術的な違いがありますが、BLUEの位置づけは変わりません。
初代と2代目で大きな違いがあるかというと、それほど感じられない方が殆どだと思います。買い替えを検討されているのであれば、過度な期待は禁物と言ったところです。
購入需要としては、初代BLUEを使っていた方が買い替えるほどの劇的な変化はありませんが、少しだけしっかり感が欲しい、振り遅れが気になるといった方は、ピタッとはまる可能性はあります。
BLUEユーザーよりも、どちらかと言えば、BLACKやTR BLUEを使っていて上がりきらない・つかまえきれない方、REDでは物足りない方が試したいシャフトです。
剛性は増していて、暴れない
2代目の方が剛性は増していますが、シャフトスペックを見ると、重量・フレックスによっては2代目の方がトルクが大きい値となっています。
しなりとねじれは動く方向が違うので、単純に剛性アップ・ダウンと連動するものではなく、まさにその例ということでしょう。
シャフト | 先 | 先中 | 中 | 中元 | 元 |
---|---|---|---|---|---|
初代 BLUE | 10 | 9 | 5 | 4 | 2 |
2代目 BLUE | 10 | 9 | 6 | 5 | 3 |
シャフトの剛性分布を見てみると、全体的に中から元に掛けて1ポイントアップしています。
手元側がしっかりしていて、さらに先端との剛性差も小さくなっていますので、よりしっかり感が増しています。
オフセンター時のヘッドの捩れを抑制し、優れたボールコントロール性能を実現
引用:https://www.fujikurashaft.jp/material/ventus/ventus_blue/
進化したVelo Core PLUSにより、インパクトのブレに耐えてくれる性能が高まり、弾道のブレを抑えてくれます。
弾道の安定性を高めてくれますが、剛性分布が変わっていますので、これは切り返しのタイミング、しなり戻りのスピードも変わってくることを意味します。
この2つが自分のスイングに合うかは、試打して実感しておきたいポイントです。