2023年11月現在で、PINGのG430シリーズの新たなドライバー、「G430 MAX 10K」が適合リストに新規掲載されました。
映像から読み取れる情報も合わせて詳しく取り上げます。
SNSではG430 MAX 10Kの実物映像が出ている
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こちらはインスタグラムに投稿されたG430 MAX 10Kドライバーの映像です。
現行のG430のデザインそのままで、一目見ただけでは違いが分かりにくいかもしれません。
▼左がG430 MAX、右がG430 MAX 10K
ただ、並べて見比べてみると、違いが幾つか見受けられます。
デザインの細かな違いはさて置いたとして、最も注目したいのは後方ウェイトです。
どちらもタングステンウェイトが搭載されていますが、左のノーマルタイプは移動式なのにたいして、今回確認された右のG430 MAX 10K ドライバーは固定式となっています。
さらに、冒頭のインスタグラムの映像で、4枚目以降からクラウンが映し出されていて、G430 LSTドライバーと同様に異素材が用いられていることが分かります。
G430 LSTと同じと考えるとカーボンクラウンが採用されていて、より低重心化が図られていることが予想されます。
適合リストに掲載されたG430 MAX 10K ドライバー
*出典1
- メーカー:PING
- 製品名:G430 MAX 10K
- ロフト角:9,10.5,12
- 特記事項:FORGED FACE、TUNGSTENウェイト、カーボンフライ・ラップ、可変スリーブ
こちらは適合リストに掲載された情報となりますので、R&Aを経由しているものの発信元はPINGということになります。
冒頭で取り上げたインスタで流れている実物映像と一致しています。
「カーボンフライ・ラップ」という記述がありますので、LSTと同様にカーボンによるクラウンの軽量化が図られているのは間違いないでしょう。
また、ヘッド素材がチタン主体ではなくなりますので、PINGの唯一といって良いぐらいのネガティブポイントである打感・打音の向上が期待できそうです。
G430 MAX 10Kは、G400 MAXの後継モデルか!?
このモデルの位置づけですが、「2024年のニューモデルでは?」と言う声も一部で聞かれます。
ですが、ウェイトが固定式であること、そして、デザインも名称もG430のままという2点を踏まえると、ニューモデルではなく、G430の追加モデルと考えるのが妥当でしょう。
G400シリーズの時に、スタンダードモデルのG400とは別に、G400 MAXというモデルが後から追加されました。
思い切りアベレージゴルファー向けで、「MAX」が本来イメージさせるつかまり、弾道の高さ、やさしさが備わっていて、バカ売れしたモデルでした。
その後継モデルが期待されつつも、G425 MAX、G430 MAXという形で、スタンダードモデルにMAXモデルが統合されたため、純粋な意味での「MAX」は不在という形がここ数年続いてきました。
今回、確認された「G430 MAX 10K」は、実質的に「G400 MAXドライバー」の後継モデルではないかと筆者は期待しています。
<reference>
*出典1:R&A