タイトリストから発売のTシリーズアイアンの2023年モデル。
初代T300アイアンを使用するアマチュアゴルファーが、ニューアイアンを次々と打ち比べた結果が興味深い内容でしたので取り上げます。
T150・T200・T350アイアン ’23をアマチュアゴルファーが試打した動画
こちらがシリーズ3代目となる2023年版のTシリーズアイアンをアマチュアゴルファーが打ち比べしながら感想を述べられている動画です。
このゴルファーは初代T350アイアンを所有していることから、ニューモデルの進化の具合を知りたい方にも興味深い内容です。
<試打クラブ>
- T350アイアン(2023):NSプロ 880 AMC
- T200アイアン(2023):TENSEI AV BLUE AM
- T150アイアン(2023):NSプロ MODUS3 105
- T300アイアン(2019):NSプロ950GH neo
動画の内容を踏まえつつ、特に注目したいポイントをモデル別にまとめました。
お時間のある方は、動画をゆっくりご覧頂いて、打音や弾道などをじっくり確認してもらえればと思います。
T350アイアン 2023の試打・評価
T350アイアンは、3代目Tシリーズアイアンで初めて登場したモデルです。
ただ、ロフト角の設定値を見ると、T300アイアンと同じため、T300とT400の間のモデルというよりは、T300アイアンの後継というのが実態に即した見方です。
ただ、300から350になっているのには訳があって、恐らく寛容性が上がった点、飛距離性能が高まった点で、やさしさがT400に近づいたという意図があると思います。
<試打評価>
- 構えた時の見た目は、T300(2019)とほぼ同じ。
- インパクトのパチンと弾く感じも同じ。
- T350にもマックス・インパクト・テクノロジーが搭載されていて、弾き感が凄い。
- 手の感触が悪くても、球は普通に飛んでいるため、ミスヒットにはかなり強くなったかも。
T200アイアン 2023の試打・評価
T200アイアンは、初代からあるモデルで、2023年モデルは純粋に3代目のモデルとなります。
初代から比べると、4番アイアンが日本モデルでは無くなったり、7・8・9番でロフトを0.5°寝かせるといった変更が入っていますが、飛距離性能を高めたアスリート向けアイアンという位置づけは変わりません。
<試打評価>
- TENSEIのカーボンシャフトが刺さっていると、ヘッドの重さが強調されて振りやすい。
- 構えた感じはややオフセット気味で、T300ユーザーでも違和感が無い。
- シャフトの違い、ロフトの違いからが、球が高い。
- パチンとオートマチックに飛んでく感じがあるようなないような。
- 意外と打てて、想像していたよりやさしい。凄く難しいという先入観は無くなった。
T150アイアン 2023の試打・評価
T150アイアンは、T350アイアンと同様に3代目Tシリーズアイアンで初めて登場したモデルです。
ただこちらも、前作まではT100・Sというストロングロフト仕様のモデルがあり、T150もT100と同様な造りのヘッドでロフトを2°ストロングにしているため、T100・Sの代わりという見立てが最もしっくりきます。
<試打評価>
- 顔が小さい。オフセットも小さく、T300ユーザーからすると構えづらい。
- T100、T150はフェースまで鍛造で、シュパッという打音で、気持ち良い。
- 芯を喰ったと感じる時は、何も抵抗が無い感じで振り抜ける。
- その代わり、ミスヒットした時は、凄く敏感に反応する。アベレーゴルファーには不要ですが、操作性が良いということでしょう。
まとめ
アマチュアゴルファーによる試打の感想をまとめました。
初代T300アイアンのユーザーということで、新旧シリーズの違いについても評価されているため、買い替えを検討されている方にも参考になる内容です。
特に、T350については、これまでのT300ユーザーだけでなくT400ユーザーもターゲットになりそうなモデルです。翌年のリニューアルが予想されるT400アイアンを待つのも手ですが、やさしくなったT350アイアンも、一度、試打してみると良さそうです。