ヤマハのRMXシリーズの2024年モデルが、R&Aのドライバー適合リストに掲載されました。
現行のRMXシリーズは2022年モデルのため、2年振りのリニューアルとなります。
新たなRMXシリーズのドライバーについて、抑えておきたい4つのポイントをまとめました。
ポイント①:2024年のRMXドライバーは2タイプ
出典:R&A
少し前に適合リストの最新掲載分を取り上げた中で、RMXシリーズの2024年モデルを紹介しました。
適合リストに掲載されたモデルは2種類ありまして、これまでと同様に2タイプに分かれています。
- RMX VD/Rドライバー
- RMX VD/Xドライバー
ヘッド形状やウェイト位置からして、この2タイプを相対的に見ると、Rの方はフェードバイアス、Xの方はドローバイアスであることがあります。
ポイント②:ウェイトの搭載位置が異なる
2024年モデルのRMXシリーズのドライバーには、2タイプともにウェイト調整機能が搭載されています。
ただ、RMX VD/RとRMX VD/Xでは、ウェイトの位置が異なっていて、これが2タイプの大きな違いとも言えます。
RMX VD/Rの方は、ドロー・フェードのウェイト調整機能がソール前方に搭載されています。必然的に重心が前側に寄りますので、浅重心で低スピン性能と操作性が高くなります。
RMX VD/Xの方は、ソール後方に搭載されています。先程とは反対に重心が後ろ側に寄りますので、深重心でミスへの許容度が高く、直進性に優れます。
ポイント③:RMX VD/Rは左へのミスが出にくい
こちらはRMX VD/Rドライバーです。
全体的に洋ナシ形状になっていて、トゥ側は逃げ顔になっています。思い切り叩きたい方やハードヒッターに好まれる形状です。
ヘッド挙動面では、浅重心効果も働いて、オートマチックなヘッドの返りが抑えられますので、左への引っ掛けを嫌う方に適しています。
ポイント④:RMX VD/Xはつかまりが良い
こちらはRMX VD/Xドライバーです。
海外では「X」はドローの意味で使われることが多く、ヤマハは日本メーカーではありますが、ドローを意味したモデル名ではないかと思われます。
ヘッド形状は丸型に近く、ややヒール寄りに体積を確保しているように見えます。
そして、ウェイトがソール後方に寄せられていて、CENTERポジションもややヒール寄りに見えます。
先程のRMX VD/Rドライバーがフェードバイアスに寄っているのと比べると、RMX VD/Xドライバーは、比べるとドローバイアスでつかまりを持たせてあります。
またヘッド形状、ウェイト位置から、球が上がりやすい設計になっています。
つかまる、上がりやすいと書くと、アベレージゴルファーのスライサー向けドライバーのように思えそうですが、RMXシリーズそのものはアスリート向けのため、あくまで「RMX VD/Rと比べれば」という比較での話です。
やさしさを求める方は、ヤマハには「inpres」というアベレージゴルファー向けのブランドがありますので、そちらのモデルを検討しましょう。