コブラのエアロジェットシリーズから3タイプのドライバーが発売されています。
その中で、最もやさしいドロー仕様のエアロジェットMAXドライバーを、女子プロゴルファーが試打解説している動画が興味深い内容でしたので、取り上げてみます。
エアロジェットMAXドライバーを女子プロゴルファーが試打している動画
こちらの動画では、女子プロゴルファーの西川みさとプロにて、エアロジェットMAXドライバーを中心に試打されています。
併せて、エアロジェットドライバー(スタンダード)、エアロジェットLSドライバーも試打されていますので、3タイプの弾道の違いも分かりやすい内容となっています。
動画の内容を踏まえつつ、注目したいポイント3点を以下にまとめました。
ポイント①:エアロジェットは、LTDxよりも難しい
新作が出た時に、まず注目されるのが前作との違いです。
ざっくりと言えば、前作より難しくなっているのか、簡単になっているのか。
この点について、西川みさとプロは、エアロジェットシリーズはLTDxシリーズよりも難しいと感想を述べられています。
ヘッドが難しくなっちゃった。
構えた時にカーボンヘッドの感じはちょっと優しく見えるが、実際に打ってみると違う。
コブラのドライバーは、年々、日本でも評価が高まっているものの、ただでさえアスリート向けのため、エアロジェットシリーズは、やさしさを求めるアベレージゴルファーというより、アスリート志向の方に適しています。
ポイント②:より低スピンで球が上がりにくい
ロースピン系。球が上がりきらない。
最も簡単なエアロジェットMAXドライバーでも、低スピンで球が上がりきらないと感想を述べられています。
試打クラブはロフト角が10.5°ですから、スペック的には球が上がりやすいはずですが、それでももう少しロフトかヘッドスピードが欲しいとのことです。
10.5°で上がりづらいとなると、そもそもオーバースペック感がありますので、基本的には、球が吹けやすい方、スピン量が多くて困っている方など、低く強い弾道を求める方に適しています。
ポイント③:カスタマイズ性能は優れている
選ぶとしたら、MAXの11.5°にする
西川みさとプロがエアロジェットシリーズのドライバーを使うとしたら、エアロジェットMAXでロフト角を11.5°にすると述べられています。
具体的なニーズとしては、つかまりと球の上がりやすさが欲しいということになります。
その点、エアロジェットシリーズのドライバーは、カスタマイズ性能がなかなか優れていますので、購入後にスペックの違いを感じたとしても、調整機能により自分の求める弾道に近づけることができます。
ロフト角 | 調整レンジ | ライ角 | スピーダーNX | ツアーAD |
---|---|---|---|---|
9.0° | ±1.5° | 57.2° | 45.75 | 45.25 |
10.5° | ±1.5° | 58.2° | 45.75 | 45.25 |
12.0° | ±1.5° | 58.2° | 45.75 | 45.25 |
まず、ロフト角については、最大(小)±1.5°のレンジで調整が可能です。もう少し細かく言えば、以下の8段階の切替が可能となっています。
西川みさとプロの言う「10.5°を11.5°」にする場合、ロフトアップのみの調整(+1°)、さらにドローを加えた調整(+1°ドロー)の2通りありますので、つかまり度合いを変えることもできます。
さらに、エアロジェットMAXドライバーは、ソールの後方とヒールよりに計2つのウェイトを搭載しています。
これらは重量が異なっていますので、入れ替えることで重心位置(球のつかまり、寛容性)を変えることもできます。
可変スリーブとウェイトの2種類の調整機能が搭載されていますので、かなり自由に弾道の調整が可能ですが、あまり凝り過ぎると通い道に入ってしまうこともあるので、ニーズを明らかにした上で、シンプルに調整することが望ましいでしょう。