テーラーメイドのステルスシリーズからアイアンが発売となっています。
従来までは2機種ありましたが、ステルスでは1機種となっています。
本記事では、ステルスアイアンの試打評価と口コミをまとめました。
ステルスアイアンの試打・評価
ステルスアイアンをプロが試打
- バックフェースのデザインは格好良くなったが、上から見るとSIM2 MAXアイアンとあまり変わらない。
- フェースの先端は逃げ顔になっている。
- 前作のSIM2 MAXと比べると、圧倒的に見た目がきれい。フルーテッドホーゼルも主張しなくなっている。すっきりしてシャープに見える。
- 弾き系の中としては、打感が良い。
- やさしさは感じるけど、やぼったさは感じない。
- SIMの時は、P790アイアンとの間が空いていると感じたが、ステルスはP790に少し寄っている。
- SIM2 MAXよりやさしいが、SIM2 MAX OSのような乱暴な飛びは無い。
P790アイアンとSIM2 MAXアイアンの間のモデルが無いことは、テーラーメイドでアイアンを選びたいゴルファーにとては、明らかに空白地帯だったと思います。
今回のステルスは、ややP790に寄っているようですが、それでもまだ間は広いように思います。
それよりなにより、ぶっ飛び系で評価の高かったSIM2 MAX OSアイアンに変わるモデルが無くなってしまった点は、さらに空白地帯を広げている結果と言えます。
ステルスアイアンをゴルフライターが試打・解説
- Pシリーズのアイアンのようなスッキリ感。SIM2シリーズのアイアンとはずいぶん変わった。
- 球はよじれないで飛んでくれる。テーラーメイドの良さは引き継がれている。
- 悪くはない。
- 前作のSIM2 MAXアイアン、SIM2 MAX OSアイアンの出来が良く、打感も良かったので、それと比べるとどうかなと思う。
- 前作を超える何かがあるかと言われると、見た目はしゅっとしたぐらい。
- 少しつかまらない感じがある。若干、右にすっぽ抜ける。
- 80gの軽量なスチールシャフトは、硬めに感じて、つかまらない感じがある。
総評としては、前作の方が良かったという内容になっています。
ゴルフライターの立場で、ここまで忖度の無い評価・感想を述べられていることに、純粋に関心してしまいます。
たしかに、SIM2 MAX OSアイアンの評価がとても高かったので、OSが無くなってしまった点は、残念に思われる方も少なくないと思います。
海外ではもしかするとOSの需要が低いのかもしれません。ただ、日本からはステルス OSアイアンを望む声が高まってくるのではないかと思います。
▼ヘッドスピード40m/s未満の女子プロゴルファーによるステルスアイアンの試打

ステルスアイアンの口コミ・評価
悲しいお知らせ
ここでちょっと悲しいお知らせを:「STEALTH」アイアンのモデルは1種類のみ。
これまでと違い、スタンダードモデルも「MAX」も「MAX OS」もない。キャロウェイの現行4モデルのアイアンの飛びに比べると、単一の「STEALTH」ではちょっと弱いように感じる。これが意味するところはいくつかありそうだ。
おそらくテーラーメイドは初・中級者向けモデルとしては「STEALTH」ひとつで事足りると感じているのだろう。あるいは「OS」かそれとは全く別次元の初級者向けラインナップの開発が進行中なのかもしれない。
引用:mygolfspy.jp
MYGOLFSPY JAPANでは、ステルスのアイアンが1機種に絞られた件について、悲しいお知らせとして取り上げていました。
”「MAX」も「MAX OS」もない”とのことで、確かにモデル名としては、「MAX」「OS」の文字は消えています。
実態としては、スペックを見る限りは、7番のロフト角が28°で、SIM2 MAXの28.5°とほぼ同じです。ヘッドサイズもOS(オーバーサイズ)というより、シャープに寄せています。
ステルスアイアンは、「MAX」モデルと言って良いと思います。
モデルが1機種のみになっている点については、もともとM5アイアンとM6アイアンを発売する意味は薄いように感じていましたので、「MAX」のみの1機種で良いのではと思っていました。
勿論、キャロウェイのように、「MAX」タイプではあえてロフト角を寝かせて、球の上がりやすさを持たせたモデルにしていると、弾道が大きく変わりますので存在意義が大あります。
もしステルスでもう1機種出すのであれば、キャロウェイのようにオフセットを極端に大きくする、ロフトを寝かせるなど、性格が大きく異なるモデルを期待したいです。
フェースの下当たりに強い
見た目はテーラーメイドのPシリーズのアイアンのようなデザインです。実際に構えるとフェースは少し大きめに感じると思います。少しグースもあり大きめで、球も適度につかまえやすくなっています。
直進性優先のアイアンなので、曲げたくない人や、やさしく簡単に前に飛ばしたい人がターゲットゴルファーになっているアイアンだと思います。
試打して感じたことは、フェースの下当たりに強いということです。
引用:yahoo.co.jp
テーラーメイドの分析では、ステルスアイアンの対象ゴルファーは72%がアイアンでフェースの下目でインパクトしているとのことです。
ツイストフェースも、ゴルファーの打点がハイトゥ・ローヒール方向に偏る傾向をつきとめたことから、フェースを捩じって対処するという策を生み出しています。
ステルスアイアンでは、フェース下部でも強さを持たせるべき開発されていて、それがトゥ側を削った独特な形状に帰着しています。
非常にオートマチック・ねじれない球
今回のステルスアイアンは、シャープとまではいきませんが、かなりスマートな見た目に変化しました。
弾道は、やや低スピンで直進性の高いもの。またロフト角にしては、高さが出るなというのが率直な感想です。少々当たりが薄くてもしっかり高さが出てくれるのはいいですね。
コントロール性は、なんとか曲げられるかなといった感じ。基本的には球筋を操作するモデルではありません。飛距離に関しては、アイアンの中では、飛ぶほうです。
ミスへの強さ、直進性の高さも変わらず。非常にオートマチックに、ねじれない球が打てました。よくも悪くも操作性も変化しないので、安定感は高いです。

