テーラーメイドのステルスとグローレを融合させたステルスグローレプラスドライバー。
ステルスグローレドライバーに可変スリーブが搭載されているだけでなく、重めのシャフト・グリップも用意されていて、300g台のクラブ重量も選択できるため、ヘッドスピードが遅くないゴルファーも想定されたモデルとなっています。
ステルスグローレプラスドライバーを、女子プロゴルファーの西川みさとプロが、ヘッドスピードが40m/s未満でじっくり打たれている動画が興味深い内容でしたので取り上げます。
▼ステルスグローレ ドライバーの方の試打はコチラです。
≫ ステルスグローレドライバーをヘッドスピード40m/s未満の女子プロが試打した結果が興味深かった件
ステルスグローレプラスドライバーを、ヘッドスピード40m/sの女子プロゴルファーが試打した動画
こちらがステルスグローレプラスドライバーを西川みさとプロが試打して、感想を述べられている動画です。
ヘッドは10.5°で、シャフトはSPEEDER NX FOR TMのSです。
ちなみに、このオリジナルシャフトを選択した場合は、シャフトもグリップも軽量のままで、ステルスグローレドライバーと比べても3gしか変わらず281gという軽さです。
この重量ですから、ヘッドスピード38m/s前後がコアユーザーになるかと思います。西川みさとプロは36m/sぐらいで試打されていますので、このクラブがフィットする一般的なアマチュアゴルファーにとって参考になる内容です。
動画の内容を踏まえつつ、特に注目したいポイント点について、以下に詳しくまとめました。お時間のある方は、動画をゆっくりご覧頂いて、打音や弾道などをじっくり確認してもらえればと思います。
ポイント1:フラットな分、右に出るが、調整機能で対応できる
ステルスグローレとステルスグローレプラスでは、ライ角に違いがあり、プラスの方がスタンダードで2°フラットになっています。
実際、西川みさとプロは、試打で球が右に出たとコメントされています。
フラットな分、右に出る。
けど、これがカチャカチャでライ角もなおせる。
ただ、スリーブによりロフト角・ライ角を調整することができまして、56~60°に設定することができます。
ステルスグローレが58°固定ですから、逆にステルスグローレプラスの方は、2°アップライトの60°にすることもできてしまいます。
つかまりに不安がある方は、ステルスグローレプラスドライバーの方が購入後に調整できますので、より自分のスイングや弾道に合わせることができます。
ポイント2:ステルスグローレと重量感の違いは殆ど無い
ステルスグローレプラスの後に、続けてステルスグローレの方も試打されています。
気になる重量感については、以下の様にコメントされています。
(ステルスグローレの方が)多少、軽く感じるかな。
(スリーブは)影響ないんじゃないかな。見ため的にもすっきりしている。
ステルスグローレプラスの方の試打で、振りやすいとコメントされていて、スリーブも小さめで、見た目から受ける印象、実際の振り感は、重さに関しては大きな違いが無いと見て良いでしょう。
冒頭でも少し触れましたが、同じシャフトを選択すれば、クラブ重量はどのスペックでも3gしか変わりません。
▼クラブ重量
モデル | ステルスグローレ | ステルスグローレ+ | 重量差 |
---|---|---|---|
S | 278g | 281g | 3g |
SR | 275g | 278g | 3g |
R | 272g | 275g | 3g |
ステルスグローレプラスの方は、Sスペックでも281gですから、ゼクシオユーザーが同じように楽に振れるクラブです。
カーボンフェース、ツイストフェース、接着ヘッド、可変スリーブといったテクノロジーが満載な上、特に可変スリーブは軽量モデルでは珍しいため、貴重なモデルです。
ポイント3:クラブ長さは、ステルスグローレより短い
ステルスグローレの方は、従来のMグローレ、SIMグローレと同様に、46インチの長尺が採用されています。
一方、今回初登場のステルスグローレプラスの方は、標準シャフトのSPEEDER NX for TMで45.75インチ、他の重めのカーボンシャフトで45.25インチとなっています。
ステルスグローレプラスドライバーの方が、シャフトが短いというより、一般的な長さになっていますので、クラブがコンパクトであることによる振りやすさがあります。
ステルスグローレとステルスグローレプラスのどちらにするかを検討される際、クラブ重量の差、可変スリーブ(カチャカチャ)の有無を意識しがちですが、クラブ長さが違う点、そして、ライ角が違う点も考慮されることをオススメします。




