ゼクシオシリーズは、長年「やさしく飛ばせるクラブ」として、多くのゴルファーに支持されてきました。
2000年から発売されていて、類を見ないロングセールを続けていまして、国内を代表するモデルとなっています。
そのゼクシオの最新モデルと思われるヘッドが、適合リストに「XXIO 2026」として掲載されました。
Type1=ゼクシオ、Type2=ゼクシオ X
R&Aの適合リストには「XXIO 2026」として2種類のモデルが登録されています。
- Type1 → レギュラーモデル(通常のゼクシオ)
- Type2 → XXIO X(エックスシリーズ)
従来のネーミングからすると、この対応関係はほぼ確実と考えてよいでしょう。
掲載された画像を見ると、両モデルともヘッドのネック部分にスリーブ固定用のネジパーツがはっきりと写っています。
ゼクシオにとって史上初の試み
XXIO X(Type2)については、前作でもすでに可変スリーブを採用していますので、今回もその流れを踏襲した形といえます。
注目したいのはレギュラーモデルのゼクシオ(Type1)にも可変スリーブが搭載されている点です。
これはゼクシオレギュラーモデルの歴史上、初めての試みとなります。
「シンプルで扱いやすい」「余計な調整は不要」という従来の路線から一歩踏み出し、プレーヤーに合わせたカスタマイズ性を提供する方向へ舵を切ったことになります。
可変スリーブのメリットとは?
可変スリーブが搭載されると何が変わるのでしょうか?
可変スリーブを使うと、シャフトを差し替えるだけでロフト角やライ角を調整できるようになります。
- ロフトを増やして高弾道に
- ライ角を増して捕まり設定に
これにより、クラブを買い替えることなく、自分のスイングやコースコンディションに合わせてクラブを最適化することができます。
ただ、可変スリーブをこれまで採用してこなかったのには理由もあって、デメリットもります。
- 重量コストがかかるため、ヘッド全体としての重量配分に影響
- 見た目のすっきり感は多少下がる
- 設定の沼れ溺れて自分のゴルフを見失う恐れ
特に最後の点については、嵌ってしまう方が少なくありません。必要以上に調整を繰り返すことより、自分のゴルフスタイルに合った基本設定を見極めることが大切です。
ブランドとしての大きな転換点
ゼクシオが可変スリーブを搭載するということは、単なる仕様変更ではなく、ブランド戦略の転換を意味します。
- やさしさ+調整機能という新たな価値を提供
- 幅広いゴルファーに対応できる汎用性の拡大
- 「ゼクシオ=初心者専用」という従来のイメージを払拭
- パワーが落ちた上級者の新たな選択肢
- シャフトの汎用性アップによる継続購入のモチベアップ
この変化は、ゼクシオのユーザー層拡大につながる可能性が高くなると思われますし、メーカーもそれを期待しての一手であることは間違いないでしょう。
まとめ
今回の適合リスト掲載画像から、ゼクシオ14(XXIO 2026)に可変スリーブが搭載される可能性は極めて高いといえます。
もし実現すれば、ゼクシオにとって史上初の大きな変革となりますので、これまで固定的でやや古さも感じさせるブランドが新しい方向に動き出しそうです。
ダンロップからの直接の正式発表が待たれるところです。
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