GLIDE 4.0ウェッジの全グラインド(S・W・T・EYE2)を打ち比べた動画が興味深かった件

PINGからGLIDE 4.0ウェッジが発売されています。

GLIDE 3.0の後継に当たる機種で、グラインドやスペックが豊富で、様々なタイプのゴルファーのニーズに応えてくれます。

性能の違いを生み出す4種類のグラインドについて、ゴルフ場のグリーン周りから実際に試打して打ち比べしている企画動画が興味深い内容でしたので取り上げます

GLIDE 4.0ウェッジの4種類のグラインドを打ち比べ・試打している動画

こちらがPINGのGLIDE 4.0ウェッジの4種類のグラインドを、実際にゴルフ場のグリーン周りからじっくり打ち比べしている動画です。

試打ラボしだるTVさんの企画で、試打クラブは以下の4種類です。

  • Sグラインド(58-10)
  • Wグラインド(58-14)
  • Tグラインド(58-6)
  • EYE2グラインド(58-8)

グラインドの違いで、振り抜け、弾道などにどのような違いが出るか、分かりやすく解説されています。SとWで悩まれる方、ハイトゥの独特な形状で名器と呼ばれるEYE2に興味がある方には、特に参考になる内容です。

それぞれのグラインド別に、動画の内容に加えて、特徴を以下にまとめてみました。

Sグラインドの試打・評価

Sグラインドは、スタンダードのSで、その名の通り最もスタンダード、オーソドックスなタイプのウェッジです。

クセが無く、スペックも最も豊富で46°~60°まであります。

ロフト角 ライ角 バウンス角 長さ
46 64 12 35.5
50 64 12 35.5
52 64 12 35.5
54 64.3 12 35.25
56 64.3 12 35.25
58 64.5 10 35
60 64.5 10 35

スタンダードだけあって、試打動画の中でも「面がパンと入って気持ち良い」と評価されています。

殆どの方はこのグラインドで良いと思います。

一つ興味深かった点として、ワイドソールのWグラインドで打った後にSグラインドに戻してみると、2回連続でプロがダフりました。

Wの印象が残っていたことが大きな要因だとは思いますが、Wの厚さが振り抜けの良さをサポートしていた表れとも言えます。

ざっくりが怖いという方は、Wの方がおすすめかもしれません。

ただ、構えた時にソールの厚みの分だけフェース面が上に浮いてしまうため、それが苦手な方は、クセの無いSグラインドがやはり扱いやすいでしょう。

Wグラインドの試打・評価

Wグラインドは、ワイド(WIDE)のWで、ソール幅が広いのが特徴です。

何といってもワイドソールによりダフりにくく、寛容性も高いため、特にざっくりのミスを減らしたい方に適しています。

ロフト角 ライ角 バウンス角 長さ
54 64.3 14 35.25
56 64.3 14 35.25
58 64.5 14 35
60 64.5 14 35

スペックは、EYE2と同じく54~60°までの2°ピッチの4種類です。

先程のSグラインドでも触れましたが、試打動画の中で、Wの後にSに戻したところ、2回連続でダフってしまっていましたので、ざっくりのお助け感の高さが大きな魅力です。

開いて構えることが多い方は、ワイドソールの分だけフェース面が持ち上がりますので、この点だけ予め把握しておきたいところです。

EYE2グラインドの試打・評価

EYE2グラインドは、名器と呼ばれているEYE2のハイトゥ形状が特徴です。ソール面がラウンドしていて、開いてもトゥが高く、バンカーショットのしやすさに定評があります。

ロフト角 ライ角 バウンス角 長さ
54 64.3 10 35.25
56 64.3 10 35.25
58 64.5 8 35
60 64.5 8 35

「こんな簡単なソールはないという人が多い」という話の一方、「俺は苦手」という声も動画の中で出ています。

実際に試打してみると、WよりもEYE2の方がやさしいと感想を述べられていて、この形状は合う合わないがはっきり分かれて来そうです。

Tグラインドの試打・評価

Tグラインドは、薄い(THIN)のTで、バウンス角が6°と最も薄い仕上がりが特徴です。

試打動画の中で、同じロフト角58°でも、格段に球が高く上がっていて、バウンスが無い分フェースが立たない様子が分かります。

ロフト角 ライ角 バウンス角 長さ
58 64.5 6 35
60 64.5 6 35

球が上がる=飛ばない ということになりますので、このニーズがある方には良いですが、万人受け・オールマイティーなグラインドではありません。

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