グローブライドから発売のオノフ黒ドライバー 2026年モデル。
2年サイクルでリニューアルされていて、アスリート志向で操作性・低スピンを好むゴルファーから評価が高いドライバーです。
本記事では、主な特徴・前作との違いなど、購入する前に把握しておきたい3つのポイントをまとめました。
オノフ黒ドライバー 2026の特徴
オノフ黒シリーズは、アスリート向けの“叩ける”ドライバーとして知られてきました。
低スピン×操作性が特徴ですが、中級者でも扱いやすく、他社の“尖った”モデルとは違った位置づけと言えるかもしれません。
2026年モデルは、これまでの黒とはまったく異なる設計思想になっていて、従来の感覚で手にすると、性能ギャップに戸惑う可能性があります。
それでは、オノフ黒ドライバー 2026年モデルについて、押さえておくべきポイントを見て行きましょう。
ポイント① ディープからシャローに!
黒シリーズのドライバーは、ディープバックで操作性が良く、球筋を操りたい方に好まれてきました。
2026年モデルは全体的に丸みを帯びていて、後方が長く取られています。ヒール側にも膨らみが有り、構えた時に安心感がある形状となっています。
膨らみが抑えられていますので、フェース高も抑えられていて、平べったい形状になっています。
シャローになったのには訳があり、”KURO史上、最高MOI”が実現されています。
逆の見方をすれば、操作性を抑えて寛容性を上げています。従来モデルよりもやさしさをプラスして欲しい方には、好ましい変更と言えますが、コントロール性能が魅力だった方にとっては、ある程度、オートマチック感が出ます。従来モデルからの意向を検討されている方は、この点を踏まえておきましょう。
ポイント② アップライトで短尺に!
ヘッド形状がシャローバックになったのに加えて、2026年モデルはスペック面でも変更があります。
- ライ角:57 → 58°
- 長さ:45.75 → 45.5インチ
- クラブ重量:304g(D1) → 310g(D1.5)
ライ角がアップライトになっていますので、つかまり感がプラスされています。そして、クラブ長さが45.5インチになっていて0.25インチの短尺仕様となっています。
アスリート向けとしては標準的ですが、最近ではPINGがMAXで長尺化していて、クラブ長さも選ぶ際のポイントとなっています。その意味では、標準的となったため黒の特徴が一つ無くなったとも言えます。
そして、クラブ重量が310g(D1.5)と従来モデルより重めとなっています。アップライト、短尺、重量アップで、分厚くしっかり当てて飛ばすタイプのドライバーと言えます。
ちなみに、重くなったとは言っても、テーラーメイドのQi35 LSは311g(D3)、キャロウェイのELYTE◆◆◆は317g(D2.5)のため、海外モデルと比べるとヘッドの重量感は軽めである点は踏まえておきましょう。
ポイント③ 操作性を求める方は前作を検討したい
2026年モデルの特徴は、「直進主義」というキャッチフレーズからも分かる通り、”高MOIによる寛容性”です。
ミスが許容されて、飛距離ロス、弾道のブレが抑えられ、ミスが顕在化しにくくなっています。
ポイント①でも触れましたが、逆に言えば操作性重視の方、ミスをミスとして感じ取りたい方にとっては、好ましくない方向に変更されたと言えます。
打ち方にバリエーションがあり、球筋を打ち分けるタイプのゴルファーにとっては、2026年モデルよりも、2024年、2022年モデルの方が思うように扱えるでしょう。
その意味では、寛容性をプラスした中級者向けよりのドライバーを求める方には2026年モデル、操作性重視の方には2024年モデルがオススメです。
一つ前の世代は、マークダウンによるコストメリットもあります。新しいものが良いとは限りませんので、自分に適した設計思想のドライバーを選びましょう。
