タイトリストから発売のGT4ドライバーを、プロゴルファーが試打して特徴や適合ゴルファーについてyoutubeで解説されています。
試打解説を踏まえつつGT4ドライバーについて知っておきたい3つのポイントをまとめました
GT4ドライバーの特徴
タイトリストは9系シリーズの後釜として、Titleist Speedプロジェクトを始動し、2018年にスピードをテーマにしたTSシリーズをリリースしました。
2023年まで3代続きましたが、2024年は新たにGTシリーズに変わりました。
GTの意味は、Generational Technology(次世代テクノロジー)で、先進的な素材や仕組みを取り入れて行く姿勢が表れています。
リリース開始時点では、GT2、GT3、GT4の3モデルがラインナップしていて、ツアープロ向けが揃っている(逆に言えばGT1が無い)のは従来通りです。
各モデルの位置づけも同じで、GT2が直進性・寛容性、GT3が操作性・弾道調整性、GT4が超低スピン・小ぶりです。
GT4ドライバーを試打・評価した動画
こちらがタイトリストのGT4ドライバーを女子プロゴルファーの西川みさとプロが試打して感想を述べている動画です。
特に注目したいポイントについて、以下に詳しくまとめました。お時間のある方は、動画をゆっくりご覧頂いて、打音や弾道などをじっくり確認してもらえればと思います。
ポイント① ハードモデルだが難しさは無い!
従来の「4」のモデルは、PGAツアーでも最も選ばれておらず、超ハードモデルという印象をお持ちの方が殆どではないかと思います。
実際、「4」のモデルのみヘッド体積が小さく、見た目も明確にディープで小ぶりです。
しかし、ヘッドスピード約35m/sで試打している西川みさとプロは、意外にも「難しくない」と評しています。
エンジョイゴルファーでも振れる人、ヘッドスピードがある人なら打てる。
そんなにアスリート過ぎない。よくある3機種の一番難しいロースピンタイプではない。幅広い人に合いそう。
テーラーメイドのQi10 LS、キャロウェイのパラダイム Ai SMOKE◆◆◆など、同ポジションのクラブは低スピンだけでなく、油断すると右にすっぽ抜けるぐらいピーキーで、扱いこなすのが難しいのが常です。
しかし、西川みさとプロの試打では低スピンでキャリー多めな弾道ではありますが、右に抜けたり、極端に引っ掛けたりという弾道はありません。
今回のGT4ドライバーは、超低スピン・操作性を好むアスリートだけでなく、アベレージゴルファーの方であっても、昔ながらの小ぶりなヘッドが好きな方、河川敷がホームコースで低く強く飛ばしたい方にもオススメです。
ポイント② 打感はGT3の方が柔らかい!?
タイトリストのドライバーは、打感の良さに定評があります。
特にTSシリーズの2代目のTSiは、吸い付くような打感が高く評価されています。
前作で3代目のTSRは、TSiよりも硬さがありましたが、今回のGTシリーズはTSiに近い柔らかさがあります。
喰いついてる感は、「2」「3」よりちょっと少ない。
でも喰いついてる感があって、打感も悪くない。
打感については、GT2、GT3の方が喰いついている感があるとのことです。
なお、西川みさとプロはヘッドスピードが35m/sぐらいのため、45m/sぐらいで振った時には違った感じになることが考えられます。
さらに、シャフトがGT2、GT3ではTENSEI 1K BLUE 55(S)なのに対して、GT4ではTENSEI 1K BLACK 65(S)のため、シャフトの違いも大きく影響してそうです。
ということで、他の試打者の評価も触れておきます。
試打ラボしだるTVでもGT2、GT3、GT4の3モデルを試打されています。
そして、GT4についてはやはり「やや金属音がする」と評価されています。
GT4は超低スピンタイプんとあめ、ディープで小ぶりにして浅重心にしています。同時に前方にもウェイトを搭載していて、分厚い当たりになるように工夫されています。
ウェイトと重心配置からして、構造上、弾き感が出やすいクラブではあります。
ポイント③ ヘッドスピードは45m/s以上欲しい
ポイント①でエンジョイゴルファーでも扱えるという西川みさとプロの評価を紹介しました。
しかし、それと同時に「しっかり振れる人」という条件も付いています。
さすがに最もハードな「4」のモデルだけあって、全てのエンジョイゴルファーが対象になるわけではなさそうです。
ヘッドスピードは「44か45m/sは欲しい」とのことです。