テーラーメイドのPシリーズから発売のP790アイアン 2021年モデル。
アスリート向けのPシリーズの中で、最もフェース長があり、中級者に人気があります。
本記事では、P790アイアン 2021年モデルの試打評価と口コミをまとめました。
P790アイアン 2021の試打・評価
P790アイアン 2021をプロが試打
- シルエットがシャープ。
- やさしさは、PINGのi210アイアンと同じぐらい。飛距離性能はP790アイアンで、球の上がりやすさはi210アイアン。
- ロフトは多く見える。
- 飛距離、球の高さ、スピン量のバランスは取れている。ハンデ10~15ぐらいの方で、クラブに助けてもらいたい方に向いている。
- 打感は弾き感がある。もう少しマイルドな方が良いか、これぐらいの弾きでOKかは人による。打感の良し悪しは確認して欲しい。
- 打った瞬間パチンとするので、球持ち感はなく、フィーリングは出しづらい。
P790アイアンは、もともと評価の高いアイアンですが、リニューアルが重ねられるたびに、評価が上がっています。
中空+タングステン+制振材の組み合わせで、見た目はマッスルに近いフォルムは、アスリート向けアイアンの中でやさしいモデルとして、最近、増えています。
7番のロフト角が20°台の飛び系から離れて、アイアンらしい高い球で狙いたい方には、操作感は弱いものの、それが逆にやさしさ・お助け要素となりますので、試しやすいアイアンです。
P790アイアンの2021年モデル・2019年モデルをプロが試打比較
- 打感は、2021年モデルの方がパチンとする弾き感が強い。弾き感は、前作より強い。
- 球の高さは、中空なのか?と思うような、マッスルバックっぽい弾道が出る。
- 前作の方が球は上がらない。どちらが良いかは、ヘッドスピードによる。
- 飛距離性能には大きな差は無い。
前作との比較としては、飛距離性能に大きな差はないものの、2021年モデルの方は、弾き感があり、球が上がりやすいという結果です。
2021年モデルの新作の方が、球が上がって良いと思われる方もいるかもしれませんが、今回の試打動画がとても良い例で、ヘッドスピードが速いゴルファーにとっては、上がり過ぎで逆に扱い辛いということにもなります。
打感については、2021年モデルの方は弾き感が強く、これは他の多くの試打者の方も同様に評価されています。
スピードフォームが軽量化されていて、フェースはテーラーメイド史上で最薄になっていますので、弾きが強いのは仕様通りの結果となっています。
もともとアスリート向けアイアンとしては、打感、操作性がかなり抑えめになっているアイアンですので、この辺りのフィーリング・コントロール性を重視される方は、扱い辛いと思います。
逆に、中・上級者の中で、ヘッドスピードが落ちてきて飛距離性能をクラブで補いたい方、打点のバラつきによる弾道の散らばりを抑えたい方、もう少し真っ直ぐ打ちたい方は、P790アイアンは楽に扱えると思います。
P790アイアン 2021の口コミ・評価
ピンを真上から狙えるのでボールも良く止まります
ヘッドが軽いので気持ちよく振り抜けます。トップラインが以前よりも若干厚みを増してますがさほど気になりません。
MODUS3 105との相性も良く弾く感じは抜群です。
弾道が高いのに飛距離は出るのでピンを真上から狙えるのでボールも良く止まります。
引用:dosports
P790アイアンは、Pシリーズアイアンの中で、最も飛距離性能が高いアイアンです。反対に、スピン性能が入りにくい面がります。
ロフト角は7番アイアンで30.5°で、前作と同じですが、大幅な低重心化が図られていますので、球が上がりやすくなっています。
飛距離とのトレードオフで、スピンで止めるというより、球を上げて落として止める使い方になりますので、アイアンに何を求めるかで、P790アイアンの良し悪しは違ってきます。
打点が下にずれた場合でも、飛距離の低下がおこりにくい
前作と同様に、フェースはL字型のパーツが採用されています。
フェース面がソール側にまで回り込んだ形になっていますので、打点が下にずれた場合でも、飛距離の低下がおこりにくいのが特徴です。
構造状の特徴として、L字型の鍛造フェースが用いられている点が挙げられます。
フェース厚は1.5mmと極薄で、そして、L字形状を取ることでソール側にまでフェースパーツが回り込んでいます。
そもそもテーラーメイドのアイアンは、スピードポケットと呼ばれる溝構造がソール面に採用されていて、下目でのヒットに対する強さを持っていますが、L字型フェースにより更に強さを増しています。
地面から直接打つアイアンで、特に下目でのミスヒットが出やすい方にとっては、飛距離ロスが小さく抑えられます。
曲がりにくい
予想以上にヘッドが大きく感じ、ミスヒットに強く、やさしい印象を受けます。弾道も高く飛んでくれるので、気持ちよく振り抜ける。
左右の操作は難しい半面、曲がりにくいので狙いやすく、とても実戦向きと言えます。
引用:GDO
P790アイアンの特徴の一つに、アスリート向けアイアンとしては、やさしさが際立っている点が挙げられます。
具体的には、ミスに対する強さ、直進性能、飛距離性能、球の上がりやすさがあります。
特に、直進性能が高い点については、アベレージ向けアイアンからアスリート向けに移行される方にとっては、効果的に作用してくれると思いますので、中級者向けアイアンの入門編としても適しています。