テーラーメイドのステルス2シリーズと同時に発売されたステルスHDアイアン。
前年のステルスアイアンとは異なり、ユーティリティライク、フェースが寝ていて、アベレージゴルファー向けに多いディスタンス系とは異なるアイアンです。
ステルスHDアイアンを、女子プロゴルファーの西川みさとプロが試打・評価されている動画が興味深い内容でしたので取り上げます。
ステルスHDアイアンを、ヘッドスピード40m/sの女子プロゴルファーが試打した動画
こちらがステルスHDアイアンを西川みさとプロが試打して、感想を述べられている動画です。
ヘッドは7番30°で、シャフトは純正のTENSEI RED TM60 (’22) Sです。
前年に発売されているステルスアイアンは、7番のロフト角が28°で飛距離を出しやすいですが、ステルスHDアイアンは中級者向けぐらいフェースが寝ていて、何よりアイアンらしからぬヘッド形状をしています。
西川みさとプロによる試打・評価を踏まえつつ、特に注目したいポイントについてまとめました。お時間のある方は、動画をゆっくりご覧頂いて、打音や弾道などをじっくり確認してもらえればと思います。
ポイント1:ユーティリティライクだが、しっかり打ち込める
ステルスHDアイアンでまず目を引くのが独特なヘッド形状です。
ソールが分厚いアイアンは、アベレージゴルファー向けでは珍しくはありませんが、ユーティリティを思わせる形状で厚みを持たせてあります。
ユーティリティ型アイアン。ソールが広い。
打ってみると、球は上がるのは勿論ですが、飛んでいるとを西川みさとプロは評価されています。
最初の見た目は飛ばなさそうだが、打ってみたら打ちやすかった。
ユーティリティ型だけど、しっかり打ち込んでいけるアイアン。
単に球が上がるだけでなく、飛距離も備わっているため、飛距離と高さの両方を求める方に適しています。
ポイント2:とにかくやさしい
これだけ分厚いと、引っ掛かったりとか抜けが悪かったりとか、気にせず打てる。
ソールが分厚いことで、滑り抜けてくれてダフリにくい、打点ブレのミスを許容してくれるというメリットがあります。
アイアンに苦手意識がある人、球が上がらない人に良い。
ヘッド形状は面長で全体的にラウンドしていて、グースもかなりしっかり効いています。
ダブらず、ミスに強く、球が上がってくれて、しっかり打てますので、やさしい要素がほぼほぼ全て備わっています。
逆に言えば、飛距離一辺倒のディスタンス系を求める方にとっては、SIM2 MAX OSアイアンのような強烈な飛びとは違いますので、球の上がりやすさを重視するかがステルスHDアイアンが合うか合わないかのポイントになってくると思います。

ポイント3:ロングアイアンだけ入れてみるのものも良い
ユーティリティのような形状をしていますので、ミスに強く、球が上がりやすいのが大きな特徴です。
西川みさとプロも、一つの使い方として上の番手だけを入れてみることを進言されています。
公式サイトによると、上の番手は5番23.5°のみ単品購入が可能となっています。
ロング・ミドルアイアンが苦手な方が取り入れてみると、中距離が楽になりそうです。