ステルス2シリーズは、ステルス2 PLUS、ステルス2、ステルス2 HDの3種類のドライバーがあります。
ヘッドスピードが40m/s未満での試打者として、女子プロゴルファーの西川みさとプロが、ステルス2のドライバー全3機種を打ち比べしている動画が興味深い内容でしたので取り上げます。
ステルス2 PLUS・ステルス2・ステルス2 HD ドライバーをヘッドスピード40m/sの女子プロゴルファーが比較・試打した動画
こちらがステルス2のドライバー全3機種を、ヘッドスピード40m/s未満のゴルファーとして、西川みさとプロが試打して感想を述べられている動画です。
<試打クラブ>
- ステルス2 PLUS:10.5°、Diamana TM50(S)
- ステルス2:10.5°、TENSEI RED TM50(S)
- ステルス2 HD:10.5°、TENSEI RED TM50(S)
全てロフト角が10.5°で、標準シャフトのSで試打されていますので、同じスイングでの打ち出しの高さ・つかまり・スピン量など、弾道の違いが良く分かります。
動画の内容を踏まえつつ、特に注目したいポイント点について、以下に詳しくまとめました。お時間のある方は、動画をゆっくりご覧頂いて、打音や弾道などをじっくり確認してもらえればと思います。
ステルス2 PLUSはハードだけど、どうにか打てる!
前作の初代ステルスでは、最もハードなアスリート向けのステルスPLUSドライバーは、全く歯が立たなかったという西川みさとプロ。
打ち出しこそロフト10.5°の割には低く、低スピンで揚力が得られずお辞儀した弾道になっていますが、方向性は悪くなくドローでセンターに飛ばしています。
PLUSの3回の試打全てで210ヤード以上のトータル飛距離が出ていまして、弾道が右に滑っている様子もありません。
ステルス2は、特にPLUSがやさしくなったと言われていまして、その評判通りの結果となっています。
- 前作のステルスドライバーを使えている方は、ステルス2ドライバーは物足りないかも。
- ステルス2 PLUSドライバーを使うと良い。
西川みさとプロも予想外に「打てた」と感想を述べられていて、前作でノーマルモデル(ステルスドライバー)を使っている方は、ステルス2 PLUSドライバーを使えるだろうと解説されています。
ただ、弾道の高さに関しては、ロフト角10.5°でも上げきれなかったので、使えるかどうかと言うとハードなヘッドだと評価されています。
3機種の違いがはっきりしている
前作のステルスシリーズは、ステルスPLUSTとステルスがハードで、ステルスHDとの差が大きいと言われていました。
しかし、今回のステルス2シリーズは、ステルス2 PLUSは低弾道・低スピン、ステルス2は打ちやすく、ステルス2 HDはつかまりが良く、3機種それぞれの違いが鮮明になっています。
▼ステルス2のドライバー3機種のヘッド設計の違い
モデル | ステルス2 PLUS |
ステルス2 | ステルス2 HD |
---|---|---|---|
ライ角 | 56° | 58° | 60° |
後方ウェイト | 15g | 25g | 30g |
実際、ヘッド設計も3機種で違いが強調されるよう、設計も工夫されています。
前作ではライ角・後方ウェイトが3機種で同じでしたが、ライ角は2°ずつ違いを持たせてあり、後方ウェイトもノーマル、HDとなるに従って重量を増してあります。

スピン性能、つかまり、寛容性、打ち出し高さなどの違いが出るスペックになっていますので、ステルス2のドライバーは、ユーザーがスキルレベルに合わせて選びやすくなっています。
