キャロウェイの2023年の新作「パラダイム」は、ドライバーが4タイプあります。
スポナビゴルフのゴルフ識者3名がユーチューブで解説されている内容が興味深かったので、注目ポイントをまとめました。
<本記事で分かること>
- パラダイムはどんなドライバーか?
- パラダイムの4機種のドライバーの違い
- パラライムの4機種のドライバーの適合ゴルファー
パラダイムシリーズのドライバーを、ゴルフ識者たちが解説している動画
こちらの動画で、スポナビゴルフでお馴染みにゴルフ識者3名が、パラダイムのドライバーについて、構造面・テクノロジーを踏まえつつ、詳しく解説されています。
ゴルフライター、クラブフィッター、ティーチングプロと、それぞれ異なる視点からの見解が出されていて、パラダイムとはどんなドライバーかがとても分かりやすくなっています。
特に注目すべきポイントを以下にまとめました。
ポイント①:EPIC系だが、EPICとローグの良いとこ取り
*出典:callawaygolf.jp
キャロウェイは、EPIC系とローグ系のモデルを毎年交互に発売していて、2022年がローグSTだったため、2023年のパラダイムはEPIC系です。
EPIC系は飛距離性能が高く、ローグ系は安定性が高いという特徴があります。
今回のパラダイムについては、外観がロールSTと非常によく似ていて、EPIC系とローグ系の両方の要素があると言われています。
全体的にハードな方に寄せつつも、打点のブレに対する飛距離ロスが少ないため、簡単に言えば、「飛ぶし、安定感もある」のが特徴です。
ポイント②:ノーマルタイプは、少しハード
殆どのアマチュアゴルファーは、ノーマルタイプのパラダイムドライバーに目が行くと思います。
ただ、パラダイムシリーズは、先程も少し触れましたが、EPIC系であるためか全体的にややハードな方に寄っています。
スポナビゴルフの識者たちも、パラダイムドライバー(ノーマルタイプ)について、以下のような見解を示されています。
ローグST MAXの後継かというと、ちょっと違う。ちょっとヘッド形状がすっきりした感じがあって、スピンが少ないのはローグST MAX LSに近い。
LSと書いてあってもおかしくないぐらい。
ローグSTのMAXとMAX LSの中間ぐらい。
そこまでハードではないし、そこそこつかまりもあるが、ローグST MAXより強い球が打てる。
ローグST MAXドライバー(ノーマルタイプ)と比べると、スピンが少なく、弾道の吹け上がりが抑えられ、少し右に出やすいという特徴が挙げられます。
スピンとつかまりで、やや不安がある方は、ノーマルタイプよりもドロータイプのパラダイムXドライバーを検討されることをオススメします。
ポイント③:パラダイム Xは、ドローバイアスがやや弱い
スピンとつかまりに不安がある方にオススメのパラダイムXドライバーですが、前作の相当モデルとしては、ローグST MAX Dドライバーが挙げられます。
ただ、パラダイムXはドロー仕様ではありますが、つかまり性能については、やや抑えられています。
パラダイムXドライバーは、ローグST MAXとローグST MAX Dの間ぐらい。
MAX Dをドローバイアスとするなら、パラダイムXはセミドロー。
パラダイムXドライバーは、飛ぶ方向に寄せてある。
ドローバイアス、つまり、つかまりの度合いが、パラダイムXでは弱めになっていますので、右への不安が大きい方は、ローグST MAX Dドライバーほどの抑える効果は無いと考えた方が良いでしょう。
ローグST MAXドライバー(ノーマル)から乗り換えるなら、見た目からはパラダイムXドライバー。
実際、動画の中でも、ローグST MAXのノーマルタイプから移行するのであれば、パラダイムではX(ドロー)を推されています。
試打の機会がある方は、ノーマルタイプを普段使われている方でも、パラダイムXドライバーも合わせて試打されると良いでしょう。

ポイント④:殆どのゴルファーは、ノーマルかX
パラダイムシリーズのドライバーは、今回も4タイプあり、ほぼ全てのゴルファーをターゲットに収めています。
パラダイム(ノーマル)とX(ドロー)で80%のゴルファーが収まる。
ノーマルとXの完成度が高い。
パラダイムのノーマルとXがややハードに寄っていることで、殆どのゴルファーがこの2タイプでフィットするだろうと評価されています。
つかまりとスピンを抑えたい方はノーマル、右に出やすい方はX(ドロー)という分かれ方になると思います。
残りの2機種については、ノーマルとXが重く感じられる方は、パラダイム MAX FASTドライバー、ヘッドを機敏に動かしたい方はパラダイム◆◆◆ドライバーがオススメです。
