テーラーメイドのステルスシリーズから3機種のドライバーが発売されています。
ドライバーは低弾道・低スピンで、使いこなすにはそれなりの技量が必要とも言われています。
一方で、もっともやさしいステルスHDドライバーは、他の2機種とはテイストが異なり、アベレージゴルファーでも扱えるハイドロー仕様のモデルです。
ステルスHDドライバーを、女子プロゴルファーの西川みさとプロが、ヘッドスピードが40m/s未満でじっくり打たれている動画が興味深い内容でしたので取り上げます。
ステルスHDドライバーを、ヘッドスピード40m/sの女子プロゴルファーが試打した動画
こちらがステルスHDドライバーを西川みさとプロが試打して、感想を述べられている動画です。
ヘッドは10.5°で、シャフトは純正のTENSEI RED TM50のSです。
ステルスシリーズは相当ハードと言われている中、もっともやさしいステルスHDドライバーをヘッドスピード35~37m/sぐらいで試打されています。
遅めのヘッドスピードだと、どのような弾道になるのか、つかまり具合いはどうなのかなど、一般的な男子アマチュアゴルファーにとって参考になる内容です。
特に注目したいポイントについて、以下に詳しくまとめました。お時間のある方は、動画をゆっくりご覧頂いて、打音や弾道などをじっくり確認してもらえればと思います。
ポイント1:ステルスHDは、弾道が一番高い
ステルスHDドライバーは、「High Draw」という名前がついているだけあって、実際に出玉が一番高いと評価されています。
ノーマルなステルスドライバーは打ち出しが12°ぐらいでしたが、ステルスHDドライバーは16°ぐらいありましたので、実際の弾道計測結果でも、打ち出しの高さの違いは顕著に出ています。
特に、今回のステルスシリーズは、前作のSIM2と比べて、低スピン・低弾道と言われていて、上級者でもステルスPLUSドライバーを敬遠される話が良く聞かれます。
そんな中、唯一、ステルスHDドライバーだけが球の上がりやすさを備えていますので、唯一、アベレージゴルファーが扱えるモデルだと思います。

ポイント2:ステルスHDは、つかまりやすく見える
構えてみた時の違いとして、ステルスHDドライバーは、左を向いていて、フェース面が見えるとのことです。
そのため、つかまりの良さを感じられるし、実際に弾道もつかまると評価されています。
テーラーメイドのドライバーは、基本的にフェードバイアスで、つかまりにくいのですが、何故かアマチュアに人気があるのは不思議な点ではあります。
ドローモデルで、ようやく一般的なニュートラルぐらいと言われていますので、右に行きやすい方は、ステルスHDであっても、少しつかまえるのに苦労するかもしれません。
右へのミスを減らしたいのであれば、筆者としては、他社メーカーになりますが、ローグST MAXかMAX-Dドライバーをおすすめしたいです。

ステルスHDドライバーの適合ゴルファー
ステルスHDドライバーについて、ヘッドスピードが40m/s未満の西川みさとプロの試打動画を参考にしながら、特徴やオススメゴルファーなどについて取り上げました。
球が上がりやすく、つかまり感もあると評価されていますので、名称通りハイドロー仕様のモデルです。
ただ、スライスが改善されるような補正性能はありませんので、スライサーが選ぶモデルではないと思います。
弾道が低くない方、弾道はほぼセンターぐらいに打てる方かやや右に行くことがあるぐらいの方、ヘッドスピードは40m/sぐらいまでの方が、ターゲットゴルファーになってくると思います。


