テーラーメイドのP790アイアンの2021年モデル。
アスリート向けのPシリーズに属しますが、ヘッドスピード40m/s未満の女子プロゴルファー、西川みさとプロから高く評価されています。
アベレージゴルファーがなかなか手を出しにくいアイアンですが、実はオススメな理由を解説します。
P790アイアン 2021をHS40未満の西川みさとプロが試打した動画
こちらの動画で、西川みさとプロがヘッドスピード40m/s未満の試打者としてP790アイアンを試打されています。
「あっこれ打ちやすい」
「飛んでません?飛んでません?」
「打ちやすい。全然上がるし」
試打した一球目で、驚きながら高く評価されています。
そして、外観からは(難しそうで)自分では絶対に選ばないアイアンという感想も興味深いところです。
P790アイアンは、実は前作の2019年モデルも非常に評価が高かったのですが、今作はそれを上回る評価のアイアンです。
アスリート向けブランドでありながら、アベレージゴルファーにもオススメの理由について、まとめてみました。
フェースの弾き感がアップ
2021年モデルのP790アイアンは、中空内部のクッション性の素材が改良されて、2019年モデルと比べて69%に軽量化されています。
さらにフェースがテーラーメイド史上で最も薄くなっていることも相まって、実は中級者~上級者にとっては打感が硬くなったとネガティブな方に評価されることが多いようです。
しかし、打感が硬いということは、弾き感があるということ。つまり、反発性能を高めた仕様になっていますので、より飛距離を出しやすくなっています。
アベレージゴルファーからすると、アイアンに飛距離を重視する方が多いので、2021年モデルのP790アイアンは、そのニーズにも応える方向に寄せてあります。
下めで捉えてもミスになり難い
出典:taylormadegolf.jp
P790アイアンの大きな魅力の一つが、タングステンウェイトです。
見た目はシャープでマッスルバックに寄せた形状になっていますが、飛距離性能と寛容性に優れた中空構造が採用されています。
そして、トゥ側、内部に高比重のタングステンが搭載されていて、打点のバラつきに強さを発揮してくれます。
さらに、テーラーメイドのアイアンは、ソールにスピードポケットと呼ばれる貫通型の溝が施されていて、特にフェースの下側でミスヒットしてしまった場合でも、飛距離のバラつきが出にくくなっています。
アイアンは、ドライバーと違って地面にあるボールを直接打つため、フェースの下側に当ててしまいやすいので、P790アイアンはアベレージゴルファーでもミスが出にくい仕様になっています。
楽に振れて、球が上がる
アベレージゴルファーがアイアンで良い弾道を出せない要因として、球が上り難い点が挙げられます。
特に最近は飛距離偏重のアイアンが増えていて、一昔前では考えられないぐらいロフトが立っていて、クラブが長くなっていますので、より球を上げにくい傾向にあります。
アマチュアに人気のゼクシオですら、7番が28°になっていて、それより後ろのショートアイアンに任せる距離が広くなり、グリーン周りを難しくさせています。
P790アイアンは、飛距離性能がありつつ、7番のロフト角は30.5°でアイアンらしい球が打ちやすいロフト設計になっています。長さも標準的な37インチですから、楽に振れます。
まとめ
P790アイアンの2021年モデルが、アスリート向けのPシリーズでありながら、アベレージゴルファー・アマチュアにオススメな理由について取り上げました。
P790アイアンの口コミ・評価については、別記事にまとめてありますので、下記の記事も参考にしてみてください。