テーラーメイドのQi35ドライバーを、試打ラボしだるTVにて2名のプロゴルファーが試打して、特徴や適合ゴルファーについてyoutubeで解説されています。
Qi35シリーズのドライバーは全部で4タイプあり、プロたちの試打解説を踏まえつつ、Qi35ドライバーについて知っておきたい3つのポイントをまとめました。
Qi35ドライバーを、プロゴルファー2名が試打解説している動画
こちらがテーラーメイドのQi35ドライバーを、プロ2名が試打して、感想を述べられている動画です。
同Youtubeチャンネルでは、Qi35の全タイプのドライバーを試打されていますので、Qi35 LS、Qi35 MAXと比較した評価をされていて、それぞれの特徴・違いも把握することができます。
特に注目したいポイントについて、以下に詳しくまとめました。お時間のある方は、動画をゆっくりご覧頂いて、打音や弾道などをじっくり確認してもらえればと思います。
▼Qi35ドライバーの全モデル解説

ポイント① 低スピンで飛距離を出しやすい
Qi35シリーズのドライバーは、フェース面上の重心点が低くなっていることが大きなポイントです。
飛距離を出すためには、「フェース面上の重心点よりも上で捉える」方が良いという話は、ご存知の方も多いと思います。
出典:youtube.com
これはギア効果によるもので、重心より上で捉えるとフェース面が上向きに回転します。
それにより、ロフトが増えて打ち出しは高くなり、ボールにはバックスピンを相殺する方向に働いてくれます。
つまり、高く・強い球が出るため、飛距離が出やすくなります。
<フェース面上の重心点>
- Qi35ドライバー:+1.6mm
- Qi10ドライバー:+2.3mm
前作のQi10ドライバーと比べると、Qi35ドライバーはフェース面上の重心点が0.7mm低くなっていて、フェースセンターの1.6mm上となっています。
つまり重心より上側のエリアが広くなっていますので、飛距離が出やすいエリアで捉えやすくなっています。
ポイント② ヘッドシェイプは、ほぼMAX
テーラーメイドのドライバーは、そもそもアスリート向けに出来ていて、スタンダードタイプであってもPGAツアーのプロにも使われる位置づけのものです。
しかし今回のQi35ドライバーは、コアモデル(スタンダード)という位置づけですが、ヘッドの奥行を伸ばしてMAXに形状を近づけています。
上図では、前作のQi10とQi10 MAXの間に、Qi35を挟んでみました。
かなりヘッド形状が丸型になっていて、MAX感が出ているのがお分かりいただけるかと思います。
従来までコアモデルを使っていた方からすると、かなり構えた時の見た目が違いますので、購入前に実際に現物で確認されることをオススメします。
- Qi10:8.4K
- Qi35(前に重いウェイト):8.1K
- Qi35(後に重いウェイト):9.0K
- Qi10 MAX:10K
ヘッド形状の大幅変更に伴って、慣性モーメントも前作の8.4Kから9.0Kへと大幅にアップしています。
前項で述べた通り、重心位置を下げていて低スピン・強弾道が実現されていますが、通常はそれとトレードオフになるはずの慣性モーメントは逆にアップしています。
つまり、前作のQi10ドライバーと比べると、Qi35ドライバーは、低スピンでやさしいドライバーに進化しています。
ポイント③ ウェイト調整が可能になった
従来までのテーラーメイドのドライバーは、最もアスリート向けの低スピンモデルにのみウェイト調整機能が搭載されていました。
しかし、今作では低スピンモデルだけでなく、コアモデルにも搭載されています。
従来までのスライダー式は廃止されていて、複数あるウェイトを入れ替える方式となっています。
Qi35ドライバーでは、前方に3g、後方に13gのウェイトがデフォルトで搭載されていますので、専用のトルクレンチを使って入れ替えることで、重心位置を浅くすることができます。
これはQi10ドライバーには無かった仕組みのため、可変スリーブと合わせて弾道調整の幅が広がっていて、より個々のゴルファーにフィットしやすくなっています。
▼Qi35ドライバーの全モデル解説
