テーラーメイドのステルス2 レスキュー。
ウッド型のユーティリティで、ツアープロにも多く採用されています。
主な特徴など、購入する前に把握しておきたい3つのポイントをまとめました。
ステルス2 レスキュー
テーラーメイドのステルス2シリーズのレスキュー(ユーティリティ)は、3種類リリースされています。
- ステルス2 PLUS レスキュー
- ステルス2 レスキュー
- ステルス2 HD レスキュー
3機種全てウッド型ではありますが、PLUSのみフェースが四角くアイアンに寄せてあります。
純粋にウッド型を好む方は、ステルス2 レスキュー、ステルス2 HDレスキューが人気があります。
ポイント①:ステルス2 レスキューは31°まである!アイアンが苦手な方の救世主
ステルス2 レスキューは、前作のステルス レスキューと比べて、あまり変化が無いと言われています。
ただ、番手に関しては、前作が3~6番までだったところ、今作(ステルス2 レスキュー)は3~7番までになっていて、一番下に番手が一つ追加されています。
▼番手とロフト角
モデル | ステルスレスキュー | ステルス2レスキュー |
---|---|---|
3番 | 19° | 19° |
4番 | 22° | 22° |
5番 | 25° | 25° |
6番 | 28° | 28° |
7番 | - | 31° |
もともとこの手のシリーズのレスキューには、あまり力を入れてこなかったテーラーメイドですが、マキロイがSIMシリーズのレスキューを気に入ったことを契機にして、ラインアップ充実してきた印象を受けます。
ライバルメーカーのキャロウェイは、特にこのあたりのラインナップが充実していることも影響しているかもしれません。
ステルス2 レスキューは、19~31°までレスキューで揃えられますので、アイアンが極めて苦手と言う方は、かなりの飛距離レンジをウッドで賄うことができます。
実際の例として、青木瀬令奈プロはアイアンを7番からしかバッグに入れておらず、それでいてツアーで優勝を重ねていますし、ゴルフ界全体でも無理にアイアンを使わないという流れが一部で見られます。
出来る限りユーティリティ(ウッド)で対応したいという方に、ステルス2 レスキューはオススメです。
ポイント②:ツアープロにも愛用されている
レスキューを取り入れる動きは、ツアープロの間でも、とりわけ女子プロゴルファーの間で堅調に見られます。
テーラーメイドの公式サイトで、Team Taylormadeとして掲載されているプロのクラブセッティングを見てみると、かなりのプロがステルス2 レスキューを取り入れています。
<日本のチームテーラーメイド>
- 中島 啓太
- 石坂 友宏
- 新村 駿
- ジョン・ミジョン
- 山路 晶
- 松森 彩夏
- 新垣 比菜
- 大西 葵
- 山内 日菜子
- 岡山絵里
<USのチームテーラーメイド>
- SUNG HYUN PARK
- MARIA FASSI
- BROOKE HENDERSON
- CHARLEY HULL
日本では、男子プロが11名中3名、女子プロが11名中7名、そして、USでは、男子プロが9名中2名、女子プロが5名中3名です。
女子プロゴルファーだけで見ると、日本もUSも半数以上がステルス2 レスキューを使用しています。
やはりロングアイアンは、プロにとっても難易度が高いクラブのため、中距離でレスキューを多用する流れは、今度も増していくのものと思われます。
アマチュアとしては、ロングアイアンに留まらず、ミドルアイアンに至るまで置き換えを検討してみたいところです。
ポイント③:性能はステルス レスキューとあまり変わらない
ステルス2 レスキューは、前作のステルスレスキューと比べて、あまり性能は変わらないと言われています。
youtubeで試打動画も多く出ていまして、性能に関する評価は高いものの、もともと良いクラブなだけに、買い替えるほどの違いは無いという意見が多く聞かれます。
▼左からステルス2、ステルス
これは、別の見方をすれば、ステルス2レスキューでも、前作のステルスレスキューでも、どちらを選んでも良いとも取れます。
価格面で言えば、当然ながら一世代前のステルスレスキューの方が安く購入することができます。
<テーラーメイド公式サイトでの掲載価格>
- ステルス2 レスキュー:35,640円~38,610円
- ステルス レスキュー:20,680円
前作のステルスレスキューは、6割ぐらいの値段で購入できますので、最新モデルへのこだわりが無ければ、筆者としては、コストパフォーマンスを考えるとステルスレスキューをオススメしたいです。
なお、7番31°はステルス2の方のみとなりますので、同じクラブで揃えたいという方は、ロフトをどこまで取り入れるかも要考慮です。
▼左からステルス2、ステルス
ちなみに、デザイン的なことで言えば、ステルス2の方はクリアになっていて、構えた時の見え方、印象がかなり変わりました。
クリアが好きかどうかも、ステルス2とステルスを選ぶポイントとなりそうです。
まとめ
ステルス2のスタンダードタイプのレスキュー、ステルス2 レスキューについて取り上げました。
アスリート向けモデルではない方ながら、ツアープロにもかなり取り入れられているのが印象的なクラブです。
アイアンが苦手な方には、是非、ステルス2レスキューをクラブセッティングに取り入れてみてもらいたいです。