ブリヂストンから発売のB3 SDドライバー。
ヘッドスピードが40m/s未満の試打者として、西川みさとプロが、B3 SDドライバーをB3 DDドライバーと比較しながら試打した結果が興味深い内容でしたので取り上げます。
B3 SDドライバーを、ヘッドスピード40m/sの女子プロゴルファーが試打した動画
こちらがB3ドライバー2機種を西川みさとプロが試打して、感想を述べられている動画です。
B3は、アスリートゴルファー向けのB1、B2に次ぐモデルで、軽量設計に加えてスタンダード(SD)とドロー仕様(DD)の2機種に分かれています。
試打されているクラブは、どちらもヘッドが10.5°で、シャフトは純正のTENSEI BS RED 40のRです。
Rシャフトを選択すると、クラブ重量が278gとかなり軽めの為、まさにヘッドスピード40m/s未満の方が楽に振り切れるドライバーです。
動画の内容を踏まえつつ、特に注目したいポイント点について、以下に詳しくまとめました。お時間のある方は、動画をゆっくりご覧頂いて、打音や弾道などをじっくり確認してもらえればと思います。
ポイント1:とにかく軽い、しなる
手にした時の感想、そして、試打した後の評価で、どちらも「軽い」「しなる」というのと強調されています。
軽くてしなる。確かに軽い。やっぱりしなる。なんせ軽い。
基本は、設計通りヘッドスピードがあまりない人、ヘッドスピードが40m/s未満の人。
レディースの人も、シニアの人もいける。
純正TENSEIシャフトで、SRスペックで280g、Rスペックで278gです。
そして、軽さに加えてシャフトも注目ポイントで、かなりヘッドスピードを考慮した設計になっています。
▼TENSEI BS REDシャフト
シャフト重量 | クラブ重量 | トルク | 調子 | |
---|---|---|---|---|
SR | 43g | 280g | 8.1 | 中 |
R | 41g | 278g | 8.2 | 中 |
シャフトのスペックデータをみると、トルクが8以上でかなり大きめです。
軽量モデルの代名詞とも言えるゼクシオと比べると、ゼクシオ12のSR、Rはともにトルクが6.6です。
軽さ、しなりを生かしたいスインガータイプの方には、飛距離を出しやすい設計になっていますが、西川みさとプロは、ちょっと軽すぎ、シャフトが柔らかいと指摘されているので、SRシャフトの方か、オプションでTENSEI BS BLACK40(S・先・7.0)、TENSEI BS WHITE50(R・元・6.3)あたりも検討されると良いと思います。
ポイント2:SDはつかまる、DDは更につかまる!
試打されている弾道は、全てドローが出ていますので、つかまり性能は間違いなく優れて言います。
特に、DDの方は強烈なドローが出ていますので、スライスで悩まれている方にとってはかかなりのオススメです。
個人的には、2022年のスライサー向けドライバーとして、No.1だと思います。
つかまりが欲しい人はDD。
それ以外の人はSDで十分。
SDでもつかまっていますので、もともと左に出やすい方は、扱いにくい可能性がありますので、オプションで元調子のBS WHITEにするという選択肢も検討してみたいところです。
ポイント3:打感・弾きは、そこそこある
B3ドライバーは、カーボンモノコックボディが採用されています。
フルチタンドライバーとの違いとして、フィーリングが気になる方もいると思います。
打感は、めっちゃ柔らかいわけでもない。
そんなに凄い吸収してるわけでもなく、ちょっと音も弾き感もある。
振ってる感じでは、転がりも出そう。
打感、打音について、西川みさとプロは、弾きがあると評価されています。
シニアゴルファーの方は、ゼクシオの爽快な打音が気に入っている方も少なくないと思います。
実際、フルチタンの金属音は当たった感じがして、練習場でも気持ちよく触れます。
カーボンボディだからといって、ボスッ・ドスッというタイプではありませんが、この辺りは感覚的なものになりますので、打音・打感を重視される方は、試打されることをオススメします。